〜暮らしの落書き帳〜

電気ストーブの電気代は1時間いくら?W数別の早見表と種類の違い・下げ方

電気ストーブの電気代 生活トラブル

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答え:電気ストーブの電気代は、ヒーターの種類(ハロゲン・カーボン・シーズなど)ではなく消費電力(W)で決まります。1時間あたり、400Wで約12.4円、800Wで約24.8円、1,200Wで約37.2円です(1kWhあたり31円)。1日4時間を30日使うと、800Wで約2,980円、400Wで約1,490円です。体の前だけを暖める暖房なので、短い時間・近い距離で、弱めの段階を使うほど電気代は下がります。メーカーのページの金額は、以前の目安単価27円で計算したとみられる額のことがあり、31円で計算し直すと約15%高くなります。

「電気ストーブってつけっぱなしだと高い?」「カーボンとハロゲンで電気代は違う?」と思ったときに読む記事です。単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価、消費電力はメーカーの仕様、安全の注意は消費者庁とNITEの公表資料をもとにしています。

(確認日:2026年10月31日。電気代は契約している電力会社の料金で変わります。この記事の金額は目安です。)

電気ストーブの電気代の早見表

電気ストーブの電気代(1か月は1日4時間×30日)

計算の仕方

電気代は「消費電力(kW)× 使った時間 × 単価」で出します。コロナも、この式と全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円(税込・2022年7月22日改定)で計算するよう案内しています。例:800W × 1時間 → 0.8kWh × 31円 = 約24.8円。実際の単価は電力会社と料金プランで違います。

段階ごとの金額(1日4時間・30日の例)

機種の例・段階1時間1日4時間1か月(4時間×30日)
カーボン3本管の強(1,200W)約37.2円約149円約4,460円
カーボン3本管の中(800W)約24.8円約99円約2,980円
カーボン3本管の弱(400W)約12.4円約50円約1,490円
シーズヒーター 最大1,150W/最小330W約35.7円/約10.2円約143円/約41円約4,280円/約1,230円

カーボンは山善の DC-ZT12(強1,200W/中800W/弱400W)、シーズヒーターはコロナのコアヒート DH-1219R(通常モード1,150〜330W)の仕様で計算しました。シーズヒーターのこの機種は、W数が幅で書かれていて、運転のしかたで変わります。山善の2本管カーボン(DC-ZW081)と電気ストーブ(DS-D086)は800W/400Wで、中・弱の行と同じ金額です。型番は計算の例で、勧めるものではありません。

ヒーターの種類で電気代は変わる?

同じW数なら、ハロゲンでもカーボンでもシーズでも、1時間の電気代は同じです。違うのはヒーターの材料と暖まり方で、電気代を決めるのはW数と使う時間です。選ぶときは、種類より「弱い段階が何Wまで下げられるか」を見ると、電気代を抑えやすくなります。

メーカーのページの金額が安く見えるとき

山善の DS-D086 は800Wで1時間約21.6円、600Wのカーボン DCT-J063 は約16円と書かれています。ページに単価の記載はありませんが、W数で割るとどちらも1kWhあたり約27円になり、以前の目安単価27円で計算した額とみられます(この記事の推測です)。今の31円で計算すると、それぞれ約24.8円、約18.6円です。カタログの金額を比べるときは、単価がいくらで書かれているかを確かめます。

買う・買い替えるときに確かめる条件

今の電気ストーブが問題なく点き、転倒時に止まるなら、買い替えは要りません。

条件なぜ大事かどこを見れば分かるか
弱い段階のW数(例:400W・330W)足元だけなら小さい段階で足り、電気代が下がる仕様表の「消費電力」が段階か幅で書いてあるか
転倒OFFスイッチ・過熱防止倒れたときや異常な温度で止まる仕様表の「安全装置」
切り忘れ防止・タイマーつけっぱなしと「ほったらかし火災」を防ぐ「切タイマー」「自動オフ」
首振りの有無首振りは広く当たるが、1人なら止めて近くに当てる方がむだが少ない仕様表の「首振り」
ヒーターは消耗品かコロナはヒーターを消耗品として交換が要る場合があるとしている仕様表の注記・取扱説明書

上の条件を満たす物の一例です。脱衣所や足元、台所など、短い時間だけ体を暖めたい人向けです。部屋全体を長い時間暖めたい人は、エアコンの方が電気代を抑えやすいので、新しく買わなくて大丈夫です。

ほかの暖房と1時間の電気代を比べる

暖房(機種の例)消費電力1時間の電気代
エアコン(6畳用2.2kW・パナソニック CS-226DFL)定格470W(125〜1,280Wで変わる)約14.6円(約3.9〜39.7円)
オイルヒーター(1200W機)強1,200W/弱500W約37.2円/約15.5円
セラミックヒーター(1200W機)強1,200W/弱600W約37.2円/約18.6円
電気ストーブ(カーボン)800W/400W約24.8円/約12.4円
こたつ(600Wヒーター)標準 強180Wh/弱70Wh約5.6円/約2.2円
ホットカーペット(2畳・パナソニック DC-2NKC10)定格490W高 約10.4円/中 約7.1円
電気毛布(掛け敷き・山善 YMK-FKPTS61)定格60W強 約1.4円/弱 約0.4円

(各メーカーの仕様の消費電力から31円/kWhで計算。こたつ・ホットカーペット・電気毛布はメーカーが示す1時間の標準の量・金額。型番は計算の例です。)

電気ストーブの800Wは、6畳用エアコンの定格(約14.6円)より高くなります。電気ストーブは前にいる人を直接暖める暖房で、部屋の空気を暖めるのには向きません。短い時間だけ・1人だけならストーブ、長い時間・部屋全体ならエアコン、と分けるとむだが出ません。ほかの暖房の金額はまとめの記事にあります。 温風で暖めるセラミックヒーターの電気代は別の記事にあります。

関連:セラミックヒーターの電気代は1時間いくら?強弱の早見表と人感センサーで減る額

関連:暖房の電気代を比べる|10種の1時間あたりの円と部屋の広さで選ぶ表

電気代を下げる設定と使い方

  • 暖まったら弱へ。1,200Wから400Wにすると、1時間あたり約37.2円が約12.4円になります。
  • 必要な時だけつける。資源エネルギー庁は冬の省エネとして「暖房は必要な時にだけつける」ことを挙げています。着替えや朝の支度の間など、使う時間を決めてつけます。
  • 1人なら首振りを止め、取扱説明書の距離を守って向きを合わせる。広く当てない分、弱い段階で足りることがあります。
  • 部屋の熱を逃がさない。窓に厚手のカーテンを掛け、重ね着で暖房を控えめにします(資源エネルギー庁)。
  • ヒーターや反射板のほこりを取る。消費者庁は、ほこりやごみが付いたまま使わないよう呼びかけています。

ワットチェッカーで自分の家の分を測る

  1. ワットチェッカー(消費電力を測るコンセント型の計器)の説明書で、測れる上限(例:1,500Wまで)と、使ってはいけない機器を確かめます。サンワサプライの TAP-TST8N は、定格1,500Wまでで、オイルヒーターなど壁のコンセントに直接つなぐよう求められる機器には使わないよう書いています。
  2. 料金の単価を、契約している電力会社の単価(分からなければ31円)に合わせます。TAP-TST8N は料金ボタンの長押しで単価を変えられ、工場出荷時は21円です。
  3. 暖房器具のプラグを抜いた状態で、積算(たまった量)をリセットします。
  4. 壁のコンセントにワットチェッカーを差し、そこに暖房器具をつなぎます。延長コードやタップは使いません。
  5. いつもどおりに1日(または1晩)使い、積算電力量(kWh)を読みます。「kWh×単価」がその日の電気代です。7日分を測って平均すると、天気による差がならされます。

電気ストーブは段階を変えるとすぐ消費電力が変わるので、強・中・弱それぞれで表示のW数を見ると、仕様の値どおりかが分かります。1,500Wを超える機種はワットチェッカーの上限を超えることがあるので、先に説明書で確かめます。

安全に使うための注意

消費者庁によると、平成26〜30年の5年間に電気ストーブが原因の火災は2,442件ありました。NITEは、2020〜2024年の暖房器具の事故596件のうち、電気暖房器具と石油暖房器具で約8割としています。

  • 壁や燃えやすい物から離して使います(消費者庁)。いすに掛けた上着やベッドの布団が触れて焦げた例があります(NITE)。
  • 洗濯物を乾かすのに使いません。スプレー缶やライターを近くに置きません(消費者庁)。
  • 寝るとき・外出するとき・その場を離れるときは電源を切り、プラグを抜きます(消費者庁・NITE)。ペットが布を引き寄せることもあります(NITE)。
  • 電源を入れた直後に、倒したときに止まるかを確かめます。電源コードやプラグに傷や変形がないか見て、たこ足配線を避けます(NITE)。
  • 変色・異音・焦げたにおいがあれば、すぐ電源を切ってプラグを抜き、メーカーに相談します。リコールの対象でないかも確かめます(NITE)。

よくある質問

つけっぱなしで8時間使うといくら?

800Wなら1日約198円、30日で約5,950円です。400Wなら1日約99円です。寝るときや外出するときは、火災を防ぐため電源を切るよう消費者庁とNITEは呼びかけています。

カーボンとハロゲン、電気代が安いのは?

同じW数なら同じです。電気代の差は、選んだ段階のW数と使う時間で生まれます。

エアコンと電気ストーブ、どちらが安い?

1時間の目安では、6畳用エアコンの定格(約14.6円)が、電気ストーブの800W(約24.8円)より安くなります。ストーブの400W(約12.4円)ならエアコンの定格とほぼ同じですが、暖まるのは体の前だけです。

電気ストーブとセラミックヒーター、どちらが安い?

これも同じW数なら同じです。1,200Wならどちらも1時間約37.2円です。セラミックヒーターは温風で前方を暖め、人感センサー付きの機種は人がいないと止まる分だけ減らせます。

まとめ

  • 電気ストーブの電気代はW数で決まり、ヒーターの種類では変わりません。
  • 1時間あたり、400Wで約12.4円、800Wで約24.8円、1,200Wで約37.2円(31円で計算)。
  • 1日4時間・30日なら、800Wで約2,980円、400Wで約1,490円です。
  • メーカーの金額は以前の単価(27円)で計算されているとみられることがあるので、単価を確かめます。
  • 短い時間・1人ならストーブ、長い時間・部屋全体ならエアコン。寝るとき・出かけるときは電源を切ります。

今のストーブの本当の電気代を知りたい人は、ワットチェッカーで段階ごとのW数と1日の量を測ると、使い方のどこを変えればよいかが分かります。

出典

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