〜暮らしの落書き帳〜

こたつの電気代は1時間いくら?強弱の早見表と1か月の目安・安くする使い方

こたつの電気代 生活トラブル

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答え:600Wのこたつの電気代は、メーカーが示す標準の使い方で1時間あたり強で約5.6円、弱で約2.2円です(1kWhあたり31円)。1日5時間を30日続けると、強で約840円、弱で約330円です。表示の600Wは最大の値で、こたつは温度を保つためにヒーターが入ったり切れたりするので、「600W×1時間=約18.6円」より実際はずっと少なくなります。同じ使い方なら、資源エネルギー庁の試算で、上掛けと敷布団を併用すると年間約1,010円、強を中にすると年間約1,520円下がります。

「こたつは電気代が安いって本当?」「つけっぱなしだと月いくら?」と思ったときに読む記事です。単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価、消費電力はメーカーの仕様と取扱説明書、節電の数字は資源エネルギー庁、安全の注意は消費者庁・NITEの公表資料をもとにしています。

(確認日:2026年10月31日。電気代は契約している電力会社の料金で変わります。この記事の金額は目安です。)

こたつの電気代の早見表

こたつ(600W)の1時間の電気代

計算の仕方

電気代は「消費電力(kW)× 時間 × 単価」で出します。単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円(税込・2022年7月22日改定)です。実際の単価は電力会社と料金プランで違います。

こたつは「最大の消費電力」で計算すると高く出ます。メーカーは、室温20℃で5時間使ったときの1時間あたりの量を「標準消費電力量(Wh)」として載せています。こちらで計算すると実際に近くなります。例:180Wh → 0.18kWh × 31円 = 約5.6円

機種と強弱ごとの金額(1日5時間・30日の例)

機種の例・段階1時間1日5時間1か月(5時間×30日)
600Wヒーターの強(標準180Wh)約5.6円約28円約840円
600Wヒーターの弱(標準70Wh)約2.2円約11円約330円
300Wヒーターの強(標準160Wh)約5.0円約25円約740円
300Wヒーターの弱(標準80Wh)約2.5円約12円約370円

600Wは山善の家具調こたつ(GKR-HDN802H ほか)と取替用ヒーター(YHF-M607DN)、300Wは山善の取替用ヒーター(YH-304)の仕様の標準消費電力量で計算しました。同じ300Wでも、80×60cmのカジュアルこたつ(NCK-80603)は強112Wh・弱48Whで、1時間 約3.5円/約1.5円です。参考までに、600Wの最大で5時間・30日ずっと通電した場合は約2,790円です。型番は計算の例で、勧めるものではありません。

ここで分かるのは、ヒーターのW数が大きいほど電気代が高いわけではないことです。600Wの強(180Wh)と300Wの強(160Wh)の差は1時間0.6円ほどです。W数が大きいと暖まるのが早くなります。比べるなら、仕様表の「標準消費電力量」を見ます。

買う・買い替えるときに確かめる条件

今のこたつが温まるなら、買い替えは要りません。ヒーターだけが切れた・暖まりが弱い場合は、取替用のヒーターユニットで直せることがあります。天板を外すと、こたつ本体の上面のラベルに品名と形名があります(山善の取扱説明書)。

条件なぜ大事かどこを見れば分かるか
標準消費電力量(強・弱のWh)実際の電気代に近い数字。最大Wだけでは比べられない仕様表の「標準消費電力量」「電気代目安」
天板の大きさと人数小さいと足が出て熱が逃げ、強で使いがちになる仕様表の「外形寸法」
温度調節(無段階・手元コントローラー)弱寄りに細かく下げられる仕様表の「温度調節」
切り忘れ防止の自動オフうたた寝やつけっぱなしを防ぐ(例:5時間で自動オフ)取扱説明書の機能の説明
温度ヒューズ・電流ヒューズ異常な温度や電流で止まる仕様表の「安全装置」

上の条件を満たす物の一例です。ひとり暮らしの部屋や在宅ワークで、座っている所だけを長い時間暖めたい人向けです。今のこたつが温まる人は、下の「布団と敷物」を見直すだけで電気代が下がります。

ほかの暖房と1時間の電気代を比べる

暖房(機種の例)消費電力1時間の電気代
エアコン(6畳用2.2kW・パナソニック CS-226DFL)定格470W(125〜1,280Wで変わる)約14.6円(約3.9〜39.7円)
オイルヒーター(1200W機)強1,200W/弱500W約37.2円/約15.5円
セラミックヒーター(1200W機)強1,200W/弱600W約37.2円/約18.6円
電気ストーブ(カーボン)800W/400W約24.8円/約12.4円
こたつ(600Wヒーター)標準 強180Wh/弱70Wh約5.6円/約2.2円
ホットカーペット(2畳・パナソニック DC-2NKC10)定格490W高 約10.4円/中 約7.1円
電気毛布(掛け敷き・山善 YMK-FKPTS61)定格60W強 約1.4円/弱 約0.4円

(各メーカーの仕様の消費電力から31円/kWhで計算。こたつ・ホットカーペット・電気毛布はメーカーが示す1時間の標準の量・金額。型番は計算の例です。)

こたつは表の中でも1時間の電気代が低い方です。ただし暖めるのはこたつの中だけで、部屋の空気は暖まりません。部屋の暖房をこたつだけにできれば下がり、エアコンと一緒に使うなら、エアコンの設定温度を下げた分が節約になります。資源エネルギー庁の試算では、エアコン(2.5kW)の暖房の設定を1℃下げると年間約490円です。ほかの暖房の金額はまとめの記事にあります。 足元を広く暖めるならホットカーペットの記事も参考になります。

関連:ホットカーペットの電気代は1時間いくら?畳数・温度別の早見表と下げ方

関連:暖房の電気代を比べる|10種の1時間あたりの円と部屋の広さで選ぶ表

電気代を下げる設定と使い方

やること下がる額の目安(年間)出典
こたつ布団に上掛けと敷布団を併用する約1,010円(32.48kWh)資源エネルギー庁(1日5時間)
温度調節を「強」から「中」にする約1,520円(48.95kWh)資源エネルギー庁(1日5時間)
厚手の布団・こたつ敷きを使う金額の記載なし山善の取扱説明書
  • 設定温度は高すぎないようにします(資源エネルギー庁の冬の省エネ)。上半身は冷えやすいので、こたつを強くするより、カーディガンなどを1枚多く着ます(資源エネルギー庁)。
  • 床からの冷えは、敷布団やこたつ敷きで防ぎます。山善の取扱説明書は、こたつ敷きを敷くと暖かく経済的としています。
  • 布団のすき間をなくし、使わない側は布団を下ろしておきます。
  • 自動オフのタイマーがある機種は使います。つけっぱなしを防げます。

ワットチェッカーで自分の家の分を測る

  1. ワットチェッカー(消費電力を測るコンセント型の計器)の説明書で、測れる上限(例:1,500Wまで)と、使ってはいけない機器を確かめます。サンワサプライの TAP-TST8N は、定格1,500Wまでで、オイルヒーターなど壁のコンセントに直接つなぐよう求められる機器には使わないよう書いています。
  2. 料金の単価を、契約している電力会社の単価(分からなければ31円)に合わせます。TAP-TST8N は料金ボタンの長押しで単価を変えられ、工場出荷時は21円です。
  3. 暖房器具のプラグを抜いた状態で、積算(たまった量)をリセットします。
  4. 壁のコンセントにワットチェッカーを差し、そこに暖房器具をつなぎます。延長コードやタップは使いません。
  5. いつもどおりに1日(または1晩)使い、積算電力量(kWh)を読みます。「kWh×単価」がその日の電気代です。7日分を測って平均すると、天気による差がならされます。

こたつは温度が保たれるとヒーターが切れるので、1時間だけ測ると低く出たり高く出たりします。いつもどおり1日使った積算の量で計算すると正確です。布団を替える前と後で測ると、節約の効き目が数字で分かります。

安全に使うための注意

消費者庁によると、平成26〜30年の5年間に電気こたつが原因の火災は192件ありました。NITEは、ヒーターに布団が触れて発火する「ゼロ距離火災」に注意を呼びかけています。

  • 布団・座布団・座椅子をこたつの中に押し込みません(消費者庁)。布団を片側に寄せて使うのも、ヒーターに触れるので避けます(山善の取扱説明書)。
  • 洗濯物をこたつの中で乾かしません(消費者庁・NITE)。
  • その場を離れるとき・寝るときは電源を切ります(消費者庁)。こたつは寝るための暖房としては使いません(山善の取扱説明書)。
  • 40〜60℃くらいでも長い時間当たると低温やけどになることがあります。温度を下げ、ときどき体の位置を変えます。子ども・高齢の人・皮膚の感覚が弱い人は特に気をつけます(山善の取扱説明書)。
  • 電源コードは束ねたまま使わず、踏まない・引っ張らないようにします。コードに傷がないかも確かめます(山善の取扱説明書・NITE)。

よくある質問

つけっぱなしで1日8時間使うといくら?

600Wのこたつで、標準の強なら1日約45円、弱なら約17円です(30日で約1,340円/約520円)。寝てしまうと低温やけどや火災のおそれがあるので、自動オフのタイマーを使い、寝るときは電源を切ります。

こたつとエアコン、どちらが安い?

1時間で比べると、こたつの強(約5.6円)は6畳用エアコンの定格(約14.6円)より安くなります。ただし役割が違います。こたつは座っている所だけ、エアコンは部屋全体を暖めます。

300Wと600W、電気代はどちらが安い?

仕様の標準消費電力量で比べると、強どうしの差は1時間あたり0.6円ほどでした。W数より、布団・敷物と強弱の使い方の方が電気代に響きます。

こたつが暖まらないときは買い替え?

まず温度調節が弱になっていないか、布団が薄くないかを確かめます。ヒーターが点かないときは、形名を確かめてメーカーに問い合わせます。取替用のヒーターユニットが売られている場合は、本体を買い替えずに済むことがあります。

まとめ

  • 600Wのこたつは、標準で1時間あたり強 約5.6円・弱 約2.2円(31円で計算)。
  • 1日5時間・30日で、強 約840円・弱 約330円。最大600Wで計算した額の3分の1以下です。
  • 比べるなら「標準消費電力量(Wh)」。W数の大小だけでは決まりません。
  • 上掛けと敷布団の併用で年間約1,010円、強から中で年間約1,520円下がります(資源エネルギー庁)。
  • 布団を押し込まない・洗濯物を乾かさない・寝るときは切る。

今のこたつが冷えやすいなら、まず敷布団とこたつ敷きを足すのが手軽です。本体を買う人は、標準消費電力量と自動オフが書いてある物を選びます。

出典

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