〜暮らしの落書き帳〜

ルーターの買い替え時期は?寿命4〜5年の目安とサポート終了の調べ方

ルーターの替えどき サポート終了を調べる PC環境

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

答え:Wi-Fiルーターの本体の寿命は4〜5年が目安です(エレコム・NTT東日本の案内)。ただ、年数よりも大事なのは「メーカーのファームウェア更新が続いているか」です。次の3つのうち1つでも当てはまれば買い替えどきです。①メーカーのサポート(ファームウェア更新)が終わっている、②有線LANが100Mbpsまで、またはWi-Fiが11n(Wi-Fi 4)までしか使えない、③再起動・ファームウェア更新・置き場所の見直しをしても切れる・遅い。どれにも当てはまらなければ、買う前に下の「無料で試すこと」を先にやってください。

「ルーターはもう寿命?」「買い替えて速くなる?」と迷っているときに読む記事です。警視庁の注意喚起、NECプラットフォームズ(Aterm)・バッファロー・エレコムの公式案内で確かめた内容だけを書いています。

(確認日:2026年10月31日。管理画面のメニューの名前は機種やファームウェアの版で少し違います。)

買い替えのサイン:今すぐ買い替えか、まず試すか

ルーターの買い替え時期は?寿命4〜5年の目安とサポート終了の調べ方の判断の流れ

症状ごとに、買い替えた方がいいか、先に無料の方法を試すかを分けました。いちばん重いのは「サポート終了」です。警視庁は、サポートが終わったルーターは脆弱性(攻撃に使われる弱点)を直すファームウェアが出ないため、買い替えを検討するよう呼びかけています。

症状・状態判断
メーカーのサイトで、自分の型番が「サポート終了」の一覧に載っている買い替え(動いていても)
ファームウェアの最終更新が何年も前で、その後出ていない買い替えを考える
本体の有線LANの表示が「100BASE-TX」まで/Wi-Fiが「11n」までで、1Gbps以上の光回線を使っている買い替え(回線の速さを生かせない)
電源が入らない・ランプが異常な点滅のまま保証期間外なら買い替え
ときどき切れる・夜だけ遅いまず試す(再起動・置き場所・接続台数)
特定のスマホだけつながらないまず試す(スマホ側の問題のことが多い)

サポート終了の調べ方:本体の底面か側面のラベルで型番(例:WSR-○○、WG○○など)を見て、メーカーのサイトで「型番+サポート終了」を検索します。Atermはサポート終了品のマニュアル一覧を公開していて、そこに載っている機種は修理受付とファームウェア更新が終わっています。

買う前に無料で試すこと

  1. 再起動:ルーターの電源を抜いて10分ほど待ってから入れ直します(NTT東日本の案内)。それでも直らないときの初期化(リセット)は、設定をやり直す手間があるため最後の手段です。
  2. ファームウェア更新:パソコンのブラウザで管理画面を開き、更新を探します。Atermなら「http://web.setup/」を開き、[メンテナンス]→[ファームウェア更新]で「自動更新」にチェックを入れて最新版にします。
  3. 置き場所:床の上・棚の奥・金属の箱の中を避け、家の真ん中の高めの場所に移します。
  4. 接続台数を減らす:使っていない機器のWi-Fiを切ってみます。それで直るなら、台数に対して性能が足りていません。

これで直れば買い替えは不要です。スマホ側の設定など、ほかの原因の切り分けはこちらです。

関連:Wi-Fiがつながらない・遅い・切れるときの対処

選ぶときに確かめる5つの条件

条件なぜ大事かどこを見れば分かるか
1. 自動ファームウェア更新と、機器ごとに違う初期パスワードメーカーの業界団体DLPAが「推奨Wi-Fiルーター」の条件にしている2つ。更新し忘れても守られる箱や製品ページの「DLPA推奨」「自動アップデート」の表示
2. Wi-Fi 6(11ax)以上古い規格だと新しい端末の性能を生かせない。WEP・WPAしか使えない機種は攻撃を受けやすい(エレコム)仕様表の「無線LAN規格」欄と、「セキュリティ」欄にWPA3があるか
3. 有線LANの速さが回線と釣り合う1Gbpsの回線なら「1000BASE-T」以上、10ギガの回線なら10Gbpsのポートがないと回線の速さが出ない仕様表の「有線LAN(WAN/LAN)」欄。契約の速さはプロバイダーのマイページ
4. 回線のIPv6(IPoE)方式に対応プロバイダーがIPv6(IPoE)方式で接続を提供している場合、ルーターが対応していないとその方式を使えないプロバイダーの「対応ルーター」一覧に型番があるか
5. 家の広さと階数2階建て・壁の多い家では1台で届かないことがある製品ページの「推奨環境(戸建て○階・マンション○LDK)」、メッシュ対応の有無

Wi-Fi 6E・7の6GHz帯は、スマホやパソコンも対応していないと使えません。端末の仕様を先に見ます。

上の条件を満たす物の一例です。サポート終了の機種を使っている人・1Gbps以上の回線なのに古い規格のままの人向けで、再起動や置き場所の見直しで直った人は上の無料の方法で足ります。

買った後にやること

新しいルーターの初期設定

  1. 古いルーターの設定を控える:Wi-Fiの名前(SSID)と暗号化キー、プロバイダーの接続ID・パスワード(PPPoE方式の場合)を紙に写します。新しいルーターでは初期値に戻るため、エレコムは事前に控えておくことと、旧設定を引き継ぐ機能があるかの確認を勧めています。
  2. つなぎ替える:ONU(または壁の光コンセントにつながる機器)から出ているLANケーブルを、新しいルーターの「WAN」「INTERNET」と書かれた差し込み口に挿します。
  3. SSIDと暗号化キーを決める:古いルーターと同じ名前・キーにすると、スマホや家電の再設定がいりません。新しくする場合は、家じゅうの機器をつなぎ直します。
  4. 管理画面のパスワードを変える:DLPAは、管理画面のパスワードとWi-Fiの暗号化キーを初期値のまま使わず、推測されにくいものに変えるよう提言しています。
  5. 自動更新をオンにする:管理画面でファームウェアの自動更新が有効か確かめます。

そのあとも、ときどき管理画面を開いて「VPN」「DDNS」「外部(インターネット側)からの管理画面への接続」が、身に覚えなく有効になっていないかを見てください。警視庁はこの3つを確認項目にあげていて、見覚えのない設定があれば、初期化→ファームウェア更新→複雑なパスワードへの変更、の順に直すよう案内しています。

つなぎ替えの前と後に、同じ部屋・同じ端末で速度を測っておくと、買い替えの効果が数字で分かります。NTT東日本は使い方ごとの目安として、動画は約25Mbps、Web会議は約15Mbps、Webサイトの閲覧は約10Mbps、メールは約1Mbpsをあげています。この数字を下回る部屋があれば、置き場所を変えるか、メッシュ対応の機器を足すかを考えます。

つながらない機器が出たとき

SSIDを新しくした場合、プリンター・テレビ・スマート家電などは1台ずつ設定し直します。機器によっては2.4GHz帯の電波にしかつながらないので、ルーターが2.4GHzと5GHzで別の名前を出している場合は、2.4GHz側の名前を選びます。どちらの名前か分からないときは、ルーター本体のラベルや管理画面の「無線設定」で確かめられます。

古いルーターの処分

  • 借りている物は返す:プロバイダーや回線会社からのレンタル品は処分せず、案内に従って返却します。
  • 初期化してから手放す:新しいルーターで家じゅうの機器がつながったのを確かめてから行います。SSIDや接続IDが残らないよう工場出荷時の状態に戻します。バッファローの多くの機種は、電源を入れたまま背面か底面のRESETボタンを約3秒(機種により5秒)押し、POWERランプが点滅したら完了です。
  • 出し方:小型家電リサイクル法では、出し方を市区町村が決めます(回収ボックス・資源ごみの区分など)。「市区町村名+小型家電 回収」で、ルーターが対象か調べてください。

向かない人・注意

  • 回線の契約速度が低い人:ルーターを新しくしても、回線の上限より速くはなりません。マンションでは建物の配線方式で上限が決まることもあるので、先に契約内容をプロバイダーのマイページで確かめます。
  • 遅いのが1台だけの人:ルーターではなく、その端末側(古い規格・設定)が原因のことが多いです。
  • 回線の乗り換えや引っ越しを控えている人:回線の種類(10ギガかどうか、IPv6方式か)や家の広さが決まってから選ぶと、条件を外しません。NTT東日本も、回線を乗り換えたときや引っ越したときを、寿命以外の買い替えのタイミングにあげています。
  • 中古品:エレコムは、中古品は劣化や不具合の心配があるため、保証付きの新品が無難としています。サポート終了の時期が近い機種のこともあります。
  • ホームゲートウェイ(回線会社の機器)にWi-Fiがある人:Wi-Fiを2台で出すと設定が重なることがあります。新しいルーターを「ブリッジ(アクセスポイント)モード」で使うかどうか、機器の説明書で確かめます。

よくある質問

Q. 5年使っていて問題なく動いています。買い替えるべき?

A. 年数だけで決める必要はありません。メーカーのサイトでファームウェアがまだ出ているかを見てください。出ていれば使い続けてよく、サポート終了なら動いていても買い替えを考えます。NECプラットフォームズは保証期間を超えた長期の利用を、バッファローも長期の利用を避けるよう案内し、DLPA推奨のルーターへの買い替えを勧めています。

Q. 買い替えれば必ず速くなりますか?

A. 回線の契約速度・端末の規格・家の広さで決まります。古いルーターが回線や端末についていけていない場合は効果がありますが、回線そのものが混んでいる場合は変わりません。NTT東日本は、遅いと感じたら数日様子を見て、速度計測サイトで確かめるよう勧めています。

Q. Wi-Fi 7まで要りますか?

A. スマホやパソコンがWi-Fi 7に対応していて、10ギガの回線を使うなら意味があります。そうでなければWi-Fi 6で、上の5つの条件を満たす物で足ります。

Q. 古いルーターは中継器として使えますか?

A. 機種によっては中継機能がありますが、サポート終了の機種は脆弱性が直らないため、家のネットにつなぎ続けない方が安全です。中継器として使うのは、サポート中の機種だけにしてください。

まとめ

  • 本体の寿命の目安は4〜5年。ただし判断の決め手は「ファームウェア更新が続いているか」
  • サポート終了・100Mbpsまでの有線LAN・11nまでのWi-Fi・試しても直らない不調は買い替え
  • 買う前に、再起動(10分待つ)・ファームウェア更新・置き場所・接続台数を試す
  • 選ぶ条件は、自動更新+固有パスワード、Wi-Fi 6以上、回線と釣り合う有線LAN、IPv6対応、家の広さ
  • 買った後は旧設定を控えて移し、古い物は初期化してから返却・処分する

条件を満たす物をもう一度見たい人はこちらです。

出典

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