〜暮らしの落書き帳〜

浴室乾燥の電気代は1回いくら?時間別の早見表と除湿機・ガス式との差

浴室乾燥の電気代 生活トラブル

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答え:電気ヒーター式の浴室乾燥(消費電力1,250W)は、1kWhあたり31円で計算すると1時間約38.8円、洗濯物を3時間乾かすと1回約116円です。毎日3時間なら1か月約3,490円になります。部屋干しで衣類乾燥除湿機を使うと、パナソニックの公表値(衣類約2kg)で1回約9.7〜27.4円です(浴室乾燥の約116円はパナソニックの約4kgでの試算で、量の条件は違います)。浴室乾燥は「早く乾かしたい日」「部屋に干せない日」だけにして、ふだんは部屋干し+除湿機にすると電気代が大きく下がります。

浴室乾燥の電気代が高いと感じたとき、除湿機やガス式とどちらが安いか知りたいときに読む記事です。電気代の計算には全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価、消費電力と乾燥の電力量にはパナソニックの公式の案内と仕様、ガス式の費用には東京ガスの公式の案内、入浴前の暖房の注意には消費者庁の資料を使いました。

(確認日:2026年10月31日。電気代は目安単価31円/kWh(税込、2022年7月22日改定)で計算した目安です。乾く時間は洗濯物の量・干し方・季節・浴室の広さで変わります。ガス式の金額は東京ガスの料金で計算された値で、単価の考え方が電気の計算とは異なります。)

浴室乾燥の電気代の早見表

洗濯物1回を乾かす費用

計算の仕方

電気代は「消費電力(W)÷1000 × 時間 × 単価」です。単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込、2022年7月22日改定)を使いました。パナソニックは、電気ヒーター式の浴室換気乾燥暖房機(FY-13UG7E)の乾燥の消費電力を1,250W、乾燥にかかる時間を約3時間として案内しています。1.25×3×31=約116円です。

乾かす時間ごとの金額

乾かす時間(1,250Wの例:パナソニック FY-13UG7E)1回毎日使ったときの1か月(30日)週3回の1か月(約13回)
1時間約38.8円約1,160円約500円
2時間約77.5円約2,330円約1,010円
3時間約116円約3,490円約1,510円
4時間約155円約4,650円約2,020円

型番は計算の例で、勧めるものではありません。表は「乾燥中ずっと1,250Wを使った」として計算した値です。

買う前に確かめる条件(衣類乾燥除湿機に替えるとき)

浴室乾燥をよく使う人ほど、部屋干し用の衣類乾燥除湿機に替えると差が大きくなります。毎日3時間の浴室乾燥(1か月約3,490円)を、1回約9.7円の除湿機に替えると、計算上は1か月約290円です。

条件なぜ大事かどこを見れば分かるか
衣類乾燥の電力量(Wh)と時間の表示1回の電気代を自分で計算できる仕様の「衣類乾燥」の欄(JEMAの基準で約2kgの値が多い)
冬(低い室温)での乾燥時間冬は乾きにくい。F-YEX120Bは20℃で約90分、10℃で約135分仕様・カタログの注記
除湿能力(L/日)と部屋の広さ洗濯物の量と部屋に合うか仕様の「除湿能力」「除湿可能面積」
自動停止・タンク容量乾いたら止まる、夜通し使える仕様の「タンク容量」「自動停止」

上の条件を満たす物の一例です。毎日のように浴室乾燥を使っている人向けで、浴室乾燥が雨の日の月数回だけの人は、今のまま使い方を工夫するだけで足ります。

ほかの乾かし方と1回あたりで比べると

同じ単価で、メーカー・ガス会社の公表値から1回あたりを並べました(衣類の量や条件はそれぞれの公表値のとおり)。

乾かし方(例にした機種)1回の電力量・時間1回の目安
浴室乾燥 電気式(FY-13UG7E)1,250W×約3時間約116円
浴室乾燥 ガス温水式(東京ガスの例・衣類乾燥)約60分約56円(ガス代・電気代・水道代の合計、衣類2kg)
衣類乾燥除湿機 エコ・ハイブリッド方式(F-YEX120B・約2kg・20℃)312Wh・約90分約9.7円
衣類乾燥除湿機 従来の方式(F-YHVX120・約2kg・20℃)885Wh・約75分約27.4円
部屋干し+扇風機(F-C324B・ノッチ強)40W×約8時間約10円

電気式の浴室乾燥は、除湿機の約4〜12倍の電気代です。早く乾くのはガス温水式で、東京ガスは電気式の乾燥時間を約2〜4時間、ガス温水式を約1〜2時間としています。

使い分けると1か月いくら変わるか

毎日1回洗濯物を乾かす家で、乾かし方の組み合わせごとに1か月(30日)の目安を出しました。

使い方1か月の目安
毎日、浴室乾燥3時間約3,490円
平日(22日)は除湿機(エコ・ハイブリッド)、週末(8日)は浴室乾燥3時間約1,140円
毎日、除湿機(従来の方式)約820円
毎日、除湿機(エコ・ハイブリッド)約290円

浴室乾燥を週末だけにするだけでも、毎日使うより1か月約2,350円少なくなります。

暖房に使うといくら?(入浴前の暖房)

浴室乾燥の多くは「暖房」もできます。消費者庁は、冬の入浴中の事故を防ぐために、入浴前に脱衣所と浴室を暖めておくこと、お湯は41℃以下・つかるのは10分ほどにすることを呼びかけています。

暖房の消費電力は機種ごとに違うので、取扱説明書で確かめてから「W÷1000×時間×31円」で計算します。たとえば暖房の消費電力を仮に1,250W(乾燥と同じ値と仮定した例で、実際の値は機種によって違います)とすると、入浴前の15分で約9.7円、毎日なら1か月約290円です。ガス温水式は、東京ガスの例で浴室暖房約6分あたり約8円です。

脱衣所は浴室乾燥では温まりません。脱衣所に置く暖房を入浴前の15分だけ使うと、同じ単価で次のとおりです。

脱衣所の暖房(例にした機種)15分の電気代毎日なら1か月
小型パネルヒーター 160W(山善 DP-SB1610)約1.2円約40円
電気ストーブ 800W(山善 DS-D086)約6.2円約190円
セラミックファンヒーター 強1,170W(パナソニック DS-FZX1200)約9.1円約270円

小型パネルヒーターは、山善が脱衣所やトイレ向けとして案内している物です。 ほかの暖房の電気代も比べたいときは、10種類を並べた記事をどうぞ。 電気ストーブやセラミックヒーターを使うときは、近くにタオルや衣類を置かないでください(NITEは、衣類など燃えやすい物の接触による暖房器具の火災に注意を呼びかけています)。

関連:暖房の電気代を比べる|10種の1時間あたりの円と部屋の広さで選ぶ表

関連:パネルヒーターの電気代は1時間いくら?足元用・部屋用の早見表と下げ方

電気代を下げる使い方

  • 洗濯機でしっかり脱水してから干す
  • 浴室の床・壁の水気をふき取り、換気で湿気を出してから乾燥を始める(浴室の湿気を乾かすのにも電気を使うため)
  • 洗濯物の間をあけて干し、風が通るようにする
  • 先に部屋で干しておき、乾ききらない物だけ浴室乾燥で仕上げる(3時間を2時間にすると1回約39円の差)
  • 時間帯で単価が変わる料金プランなら、単価の安い時間に使う
  • フィルターは取扱説明書の頻度で掃除する

自分の家の電気代を測る手順

浴室乾燥は壁のスイッチで動き、コンセントに差していないので、ワットチェッカーでは測れません。次の方法で確かめます。

  1. 取扱説明書で「乾燥」「暖房」の消費電力(W)を確かめます。
  2. 乾燥にかかった時間を計ります(タイマーの設定時間でもよい)。
  3. 「W÷1000×時間×31円(または自分の家の単価)」で1回の電気代を出します。
  4. スマートメーターの家なら、電力会社の会員ページで30分ごとの使用量を見ます。浴室乾燥を使った時間帯の増え方で、実際の量が分かります。

衣類乾燥除湿機は、コンセントにワットチェッカーをつなげば1回の電力量(kWh)をそのまま測れます。

よくある質問

浴室乾燥と乾燥機付き洗濯機、どちらが安い?

洗濯乾燥機は、機種と方式(ヒーター式・ヒートポンプ式)で1回の電力量が大きく違います。取扱説明書やカタログの「洗濯〜乾燥時の消費電力量(Wh)」×31円で計算し、浴室乾燥の約116円(1,250W×3時間)と比べてください。

24時間換気をつけっぱなしにすると電気代は?

換気の消費電力は取扱説明書の「換気」の欄で確かめ、「W÷1000×24時間×31円」で1日分を計算できます。ただし、パナソニックのFY-13UG7Eのように24時間の常時換気をすすめている機種もあり、建物の換気のために止めない方がよい場合があります。止める前に取扱説明書と住まいの説明書を確かめてください。

衣類乾燥除湿機を浴室に置いて使ってもいい?

やめておきます。パナソニックの衣類乾燥除湿機の取扱説明書は、水場の近くで使うと感電や火災のおそれがあるとしています。除湿機は部屋に置き、洗濯物はその部屋に干します。吸込口・吹出口を布でふさがないことも、取扱説明書の注意です。

3時間で乾かず、電気代がかさむときは?

乾く時間が延びるほど、1時間約38.8円ずつ増えます。次を確かめてください。

  • 一度に干す量が多すぎないか(厚手の物は先に部屋で干す)
  • 洗濯物どうしの間があいているか
  • 浴室の床・壁・浴槽のふたに水気が残っていないか
  • フィルターにほこりがたまっていないか(掃除の仕方は取扱説明書のとおりに)

ガス式は電気式より安い?

東京ガスの例では、衣類乾燥はガス温水式が約60分で約56円、電気式が1時間約39円です。1時間あたりは電気式の方が安く、ガス式は早く乾く分、1回あたりでは安くなることがあります。どちらが安いかは乾かす量と時間で変わります。

まとめ

電気式の浴室乾燥は1時間約38.8円、3時間で1回約116円、毎日なら1か月約3,490円です(1,250W・31円/kWh)。衣類乾燥除湿機なら1回約9.7〜27.4円なので、ふだんは部屋干し+除湿機、急ぐ日だけ浴室乾燥、と分けるのが電気代を下げる近道です。冬の入浴前の暖房は、事故を防ぐために役立つ使い方です。

出典

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