〜暮らしの落書き帳〜

MNPワンストップとは|使える会社・手順と使えないときの対処

MNPワンストップとは 生活トラブル

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

答え:MNPワンストップ方式は、乗り換え先(転入先)のWebサイトで申し込むだけで、今の会社で「MNP予約番号」を取らずに電話番号ごと乗り換えられる仕組みです。2023年5月24日に始まり、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルと一部の格安SIMが対応しています。使えるのは「今の会社と乗り換え先の両方が対応」「オンラインで手続き」「名義が同じ」「今の会社のサイトにログインできる」がそろったときです。どれか1つでも欠けたら、従来どおり今の会社で予約番号を取ってから申し込みます。

「予約番号を取らなくていいと聞いたけど、自分の場合は使えるの?」「途中でログイン画面が出て止まった」というときに読む記事です。総務省の発表資料と、ドコモ・ahamo・楽天モバイル・ソフトバンク・auの公式ページで確かめた内容だけを書いています。

(確認日:2026年10月31日。対応する会社や条件は変わることがあります。申し込む前に、乗り換え先の公式サイトの案内も必ず見てください。)

MNPワンストップ方式とは:予約番号を取る手間がなくなる

MNP(番号ポータビリティ)は、電話番号を変えずに携帯電話の会社を変える仕組みです。これまでは「今の会社でMNP予約番号を取る → 乗り換え先でその番号を入れて申し込む」の2段階でした。これを「ツーストップ方式」と呼びます。

ワンストップ方式では、乗り換え先のサイトで申し込むと、途中で今の会社のサイトに自動で移ります。そこでログインして、解約についての大事な説明(重要事項)を確認すると、また乗り換え先のサイトに戻ります。予約番号は会社どうしの間で自動でやり取りされるので、自分で控えたり入力したりする必要がありません。

ワンストップ方式ツーストップ方式(従来)
予約番号自分で取らない今の会社で取る
手続きする場所乗り換え先のWebサイト(途中で今の会社のサイトにログイン)今の会社(Web・電話・店舗)→ 乗り換え先
店舗での申し込み対象外(ahamo・楽天モバイルの公式案内)できる
有効期限の心配なし予約番号は取った日を含めて15日間

総務省の発表では、ワンストップ方式が始まったあとも、予約番号を使う従来の方式は引き続き使えます。

MNPワンストップとはの図解

使える会社:自分の組み合わせの確かめ方

総務省によると、2023年5月24日の開始時に対応したのは次の5社です。

  • NTTドコモ(ahamoを含む)
  • KDDI・沖縄セルラー電話(au・UQ mobile・povo)
  • ソフトバンク(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO)
  • 楽天モバイル
  • 日本通信(日本通信SIM)

その後、格安SIMの会社も順に加わりました。ahamoの公式コラムでは、2024年9月末時点の対象として、上の5社に加えてオプテージ(mineo)、センターモバイル、ゼロモバイル(LPモバイル)、IIJ(IIJmio)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(NUROモバイル)、イオンリテール(イオンモバイル)、ビッグローブ(BIGLOBEモバイル)、JCOM(J:COM MOBILE)が挙げられています。

大事なのは、今の会社と乗り換え先の「両方」が対応していることです。片方だけ対応していても使えません。確かめるいちばん早い方法は、乗り換え先の申し込み画面で「他社から乗り換え」を選び、「MNP予約番号をお持ちでない方」の先に出る転出元(今の会社)の選択肢に、自分の会社があるかを見ることです。ドコモは公式サイトで「MNPワンストップ対応事業者」の一覧をPDFで出しています。

ワンストップでの乗り換え手順

流れはどの会社もほぼ同じです。楽天モバイルとahamoの公式案内をもとに、順番に並べます。

始める前に用意するもの

  • 今の会社のログイン情報(dアカウント、au ID、My SoftBankのID、楽天IDなど)とパスワード
  • 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など。乗り換え先が使える書類を指定しています)
  • 支払いに使うクレジットカードか口座の情報
  • 今のスマホをそのまま使うなら、そのスマホが乗り換え先で使えるか(対応機種・SIMロック)

手順

  1. 乗り換え先のWebサイトで申し込みを始め、契約の種類で「他社から乗り換え(MNP)」を選ぶ
  2. 予約番号を持っていない方の手続きを選び、今の会社を選ぶ
  3. 今の会社のサイトに自動で移るので、ログインする
  4. 解約に関する重要事項(割引が外れる、端末代の残りなど)を読んで確認する
  5. 乗り換え先のサイトに戻り、プラン・本人確認・支払い方法を入力して申し込む
  6. 審査のあと、SIMカードが届く(eSIMなら届くものはない)
  7. 乗り換え先のサイトかアプリで「開通(回線の切り替え)」をする。この時点で今の会社の回線が止まり、解約になる

楽天モバイルの場合は順番が少し違い、申し込みのあとに「my 楽天モバイル」の申し込み履歴から「電話番号の引継ぎ(MNP)申請」をして今の会社を選びます。この申請は21時20分までにすると当日中に終わり、開通の手続きは9時〜21時の間なら当日中に開通できると案内されています。ahamoは、審査に1〜3日かかるとしています。

乗り換えの前に、写真や連絡先、LINEのトーク履歴を移す準備もしておくと安心です。

関連:機種変更・PC買い替えでデータを失わない順番

乗り換え先がまだ決まっていない場合の一例です。料金と、今の端末が使えるかは、申し込む前に公式サイトで確かめてください(PR)。

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ワンストップが使えないとき:判断の分かれ道と従来の手順

次のどれかに当てはまると、ワンストップは使えません。上から順に見てください。

当てはまること理由・どうするか
今の会社か乗り換え先が対応していない両方の対応が条件。今の会社で予約番号を取る
店舗で申し込みたいahamo・楽天モバイルは店舗をワンストップの対象外と案内。店舗なら予約番号を取って持っていく
すでに予約番号を取ってある楽天モバイルは、取得済みならワンストップは使えないと案内。その予約番号で申し込む
今の契約と乗り換え先の名義が違う楽天モバイルは同じ名義が条件。先に今の会社で名義を変えるか、乗り換えたあとに名義変更(譲渡)をする
今の会社のサイトにログインできないIDかパスワードを取り戻す。無理なら予約番号の方式に切り替える(楽天モバイルの案内)
法人名義の回線今回確かめた各社の個人向けの案内には、法人の扱いが書かれていません。会社の法人窓口に先に確かめる

従来の手順(ツーストップ方式)

  1. 今の会社でMNP予約番号を取る(Web・電話・店舗。受付の時間は会社ごとに違う)
  2. 予約番号と有効期限を控える
  3. 乗り換え先で申し込み、予約番号を入れる
  4. SIMが届いたら(eSIMならすぐに)開通する

ドコモの案内では、予約番号を電話で受け付ける時間の例として、au・UQ mobile・ソフトバンク・ワイモバイルが9時〜20時、楽天モバイルが9時〜17時で、povoとLINEMOは電話がなくWebだけです(2024年6月時点の記載)。夜に手続きしたいなら、Webで取るのが確実です。

よくある詰まりと直し方

dアカウント・au IDなどにログインできない

ワンストップで止まる場所のほとんどが、手順3の「今の会社のサイトへのログイン」です。申し込みを始める前に、今の会社のサイトに一度ログインできるかを試してください。IDを忘れたときは、各社の「IDを忘れた方」から、契約中の電話番号やメールアドレスで調べ直せます。2段階認証のコードはSMSで届くことが多いので、乗り換え前のスマホが手元にあって、SMSを受け取れる状態で始めます。どうしてもログインできないときは、無理に続けず予約番号の方式に切り替えた方が早く終わります。

関連:アカウントを乗っ取られたかもと思ったら|不正ログインに気づいたときにやる順番

予約番号の有効期限が足りない

ワンストップでは期限の心配はありませんが、従来の方式に切り替えた場合は注意がいります。予約番号は取った日を含めて15日間有効です。ただし乗り換え先によって「残り○日以上」の条件があります。公式の案内では、ドコモオンラインショップとahamoは10日以上、楽天モバイルのWeb申し込みは7日以上残っている必要があります。期限が足りないときは、いったん切れるのを待つか、今の会社で取り直します。

楽天モバイルでは、開通の手続きをしないまま有効期限の満了日の午前10時を過ぎると、自動で楽天回線に切り替わり、料金がかかり始めると案内しています。SIMが届いたら早めに開通するのが安全です。

eSIMと組み合わせるとき

ワンストップとeSIMを組み合わせると、SIMカードの郵送を待たずに、その日のうちに開通できることがあります。ドコモは、Webで新しく契約したeSIMは申し込みから最短1時間ほどで使えると案内しています。ただし、eSIMの設定(プロファイルのダウンロード)にはインターネットが要るので、Wi-Fiにつながる場所で開通の手続きをしてください。開通した瞬間に今の会社の回線が止まり、モバイル通信が使えなくなるからです。eSIMの設定手順は別の記事にまとめています。

夜に手続きしたら終わらない

総務省の資料では、夜間に行った予約番号の発行の手続きは、すぐに終わらない場合があるとされています。急ぎでないなら、昼間に手続きすると待ち時間が減ります。

乗り換え先を決めるときに確かめること

ワンストップは手続きが楽になる分、勢いで申し込んでしまいがちです。申し込みボタンを押す前に、次の点を紙かメモに書き出してください。

  • 月額の出し方:広告の金額が「割引をすべて使ったとき」なのかを見ます。光回線とのセット割、家族割、クレジットカード払いの割引など、条件を外したときの金額も確かめます
  • 今の会社で外れる割引:家族割やネット回線とのセット割は、乗り換えると外れることがあります(総務省の資料でも、こうした割引が乗り換えの妨げになる例が挙げられています)。家族の料金が上がらないかも見ます
  • 端末代の残り:分割で買ったスマホの支払いが残っていないか。乗り換えても残りの支払いは続きます
  • 手数料:契約事務手数料は会社や申し込み方法で違います。例えばドコモは店舗などで4,950円(税込)、ドコモオンラインショップは無料と案内しています。乗り換え先の公式の料金表で、Webと店舗の両方の金額を見ます
  • 今のスマホが使えるか:乗り換え先の「動作確認端末」の一覧に自分の機種があるか。eSIMにするなら、eSIM対応かも見ます
  • メールアドレス・データ:キャリアのメール(@docomo.ne.jpなど)を乗り換え後も使えるかは、今の会社の案内で確かめます。ネット通販や銀行のログインに使っているなら、先にGmailなど別のアドレスに変えておくと困りません

格安SIMに移るときの注意点は、こちらにまとめています。

関連:格安SIM・楽天モバイルを乗り換える前に確認すること

乗り換え先の一例

乗り換え先の一例として、J:COM MOBILE があります。公式サイトによると(2026年10月31日確認)、au の 5G/4G LTE 回線を使う格安スマホで、eSIM にも対応しています。料金プランと、今使っている端末が使えるか(動作確認端末)は、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

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よくある質問

Q. ワンストップで申し込んだら、今の会社の解約手続きは別に要りますか?

要りません。乗り換え先で開通した時点で、今の会社の契約は解約になります。ただし、今の会社のプロバイダやオプション(光回線など別契約のもの)は残ることがあるので、別に確かめてください。

Q. ショップの店員さんに頼んでワンストップでできますか?

ワンストップは、Webで手続きするときの仕組みです。ahamoと楽天モバイルは、店舗での申し込みは対象外と案内しています。店舗で乗り換えるなら、先に今の会社で予約番号を取って持っていきます。

Q. 途中で止めたら、今の回線は止まりますか?

回線が切り替わるのは、乗り換え先で「開通」の手続きをしたときです。申し込みの途中で止めただけなら、今の回線はそのまま使えます。楽天モバイルの従来の方式では、予約番号の期限の日に自動で切り替わる点だけ注意してください。

Q. 家族の回線をまとめて乗り換えられますか?

名義が違う回線は、そのままでは一緒に手続きできません。楽天モバイルは、今の契約と乗り換え先の名義が同じであることを条件にしています。家族それぞれの名義で、それぞれ手続きするのが基本です。

まとめ

  • MNPワンストップは、乗り換え先のWebで申し込むだけで、予約番号を取らずに乗り換えられる仕組み
  • 使える条件は「両方の会社が対応」「Webで手続き」「同じ名義」「今の会社にログインできる」「予約番号をまだ取っていない」
  • 始める前に、今の会社のサイトにログインできるか試しておく。ここで止まる人が多い
  • 使えないときは、今の会社で予約番号(15日間有効)を取り、乗り換え先の「残り日数」の条件を守って申し込む
  • eSIMと組み合わせるなら、Wi-Fiのある場所で開通する

出典

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