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PayPayにつないだ銀行口座から不正送金?|自分は大丈夫か確かめる順番と、今すぐできる「利用可能額の設定」

PayPayにつないだ銀行口座から不正送金?取引履歴の見方と利用可能額の設定

要点:「PayPayにつないだ銀行口座から、お金を全部持っていかれた」という投稿が10月下旬にXで広がり、銀行口座の連携を外す人も出ています。PayPayは、公式ストア以外から入れた不正なアプリでスマホがマルウェアに感染し、遠隔操作で送金・決済される被害に注意を呼びかけています(2026年9月7日のお知らせ)。不安な人は、①取引履歴を見る ②利用可能額(上限)を決める ③公式ストア以外のアプリを入れないの3つを今やっておけば、気づくのも被害を小さくするのも早くなります。

PayPay公式のお知らせとヘルプ、ITmedia NEWSの取材記事(10月29日)で確かめられた範囲で整理しました(確認日:2026年10月30日)。

PayPayの不正送金を防ぐ・気づく3ステップ(取引履歴・利用可能額・公式ストア以外のアプリ)の図

何が起きている?

  • ITmedia NEWSの取材に対し、PayPayはマルウェアに感染したとみられるスマホからの不正送金が8月ごろから増えていると答えています。
  • 入り口は、SNSの広告やメール、掲示板などのリンクから入れたアプリです(Google PlayやApp Storeといった公式ストア以外)。感染するとスマホが第三者に操作され、PayPayから身に覚えのない送金や支払いが行われるおそれがあります。
  • PayPayにつないだ銀行口座があると、そこから残高にチャージされたうえで送金される形になるため、「口座のお金がなくなった」という被害に見えます。

なお、Xで話題になった個別の被害がこの手口によるものかどうかは、記事でも確認されていません。PayPay側のシステムから情報が漏れたという発表はありません。

自分は大丈夫?確かめる順番

  1. 取引履歴を見る:PayPayアプリの[取引履歴]を開き、身に覚えのない「送る」「支払い」「チャージ」がないかを見ます。PayPayが「身に覚えのないアプリを入れてしまったとき」に最初にやることとして案内しているのがこれです。
  2. 最近入れたアプリを思い出す:SNSの広告やメールのリンクから、公式ストアを通さずに入れたアプリがないか。心当たりがあれば、取引履歴をこまめに見ます。
  3. 家族のスマホも一緒に見る:話題になった投稿は「親のPayPay」でした。離れて暮らす親のスマホの設定をどう見守るかは離れて暮らす親の見守り方|スマホの設定・見守り家電・郵便局のサービスにまとめています。

今すぐできる設定:利用可能額(上限)を決める

PayPayは、万が一のときの被害を小さくする方法として「利用可能額の設定」をすすめています(8月28日のお知らせ)。ヘルプに書かれている手順は次のとおりです。

  1. ホーム画面右下の[アカウント](または右上のベルマーク横のアイコン)をタップ
  2. [利用可能額の設定]をタップ(アプリのバージョンが4.69.0より前なら[セキュリティとプライバシー]→[利用可能額の設定])
  3. もう一度[利用可能額の設定]をタップ
  4. 「支払い」「友だちに送る」「チャージ」それぞれの上限金額を選ぶ
  5. 上限に届いたときの動きを選ぶ:「自動で取引を続ける」か「取引を一時保留にする」

「取引を一時保留にする」を選ぶと、上限に届いた取引を続けるかキャンセルするかを自分で選べます。上限を上げたり設定を外したりするときは、そのたびに生体認証などが求められます。1日の上限は毎日0時、1カ月の上限は毎月1日にリセットされます。

ほかにPayPayがすすめていること

  • 公式ストア以外からアプリを入れない(9月7日のお知らせ)
  • 外からスマホを操作できる許可を与えない:ITmedia NEWSによると、PayPayはVPN接続や「フルコントロール」、アクセシビリティサービスといった権限を許可しないよう案内しています。
  • 端末認証と画面ロック、2段階認証とパスワードの使い回しをやめる(8月28日のお知らせ)。不正ログインに気づいたときにやる順番はアカウントを乗っ取られたかもと思ったときにやる順番と相談先にまとめています。

身に覚えのない取引があったら

  1. 警察に届け出る:PayPayの補償の申請には、事前の届け出が必要です(届け出たときの受理番号などを使います)。
  2. PayPayの「不正利用被害に伴う補償申請フォーム」から申請する:ヘルプでは、損害が出た日から60日以内、家族や同居人の利用ではないこと、などが条件です。補償は全額が対象ですが、故意や重大な過失があると補償されない場合があり、審査には2〜3カ月ほどかかるとしています。自分で「送る」を使って相手に払ってしまった取引は対象外です。
  3. クレジットカードでの被害は、先にカード会社へ連絡する:カード会社を通じて補償される場合があります。

チャージそのものは取り消せません。心当たりのないチャージは、オートチャージの設定や、Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金の自動チャージが原因のこともあるので、ヘルプの案内に沿って先に確かめます。

よくある疑問

Q. 銀行口座の連携は外したほうがいい?
A. PayPayのお知らせでは、連携を外すことは案内されていません。案内されているのは、公式ストア以外のアプリを入れないことと、利用可能額の設定です。連携を外すかどうかは使い方しだいですが、まずは上限を決めておくと、万が一のときに動くお金を小さくできます。

Q. PayPayのアプリを消せば安全?
A. 不正なアプリでスマホそのものが操作される手口なので、PayPayのアプリだけを消しても原因はなくなりません。心当たりのないアプリがあれば、そちらを確かめるのが先です。

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出典(確認日:2026年10月30日)

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