〜暮らしの落書き帳〜

BALMUDA Phoneのサポートが9月30日で終了|修理受付と天気表示が止まり、最後の更新は2023年10月だった

暗い机の上に置かれたスマートフォンの角を接写した写真に「BALMUDA Phoneのサポート終了 修理受付と天気表示が9月30日で停止 更新は2023年10月が最後」の文字を重ねたアイキャッチ画像

バルミューダは2026年7月17日付のお知らせで、BALMUDA Phoneと関連アプリのサポート・サービス、および純正アクセサリの販売を2026年9月30日(水)で終了すると案内していました。その終了日を過ぎ、10月1日(木)から一部の機能が実際に使えなくなっています。

終わったのは、修理受付とサポート受付、そして天気表示のようにバルミューダ側のサーバーとつながって動いていた機能です。端末そのものについては「基本機能やサービス連携を必要としないアプリ機能は引き続きご利用いただける場合がございます」とされていますが、同じ文章のなかで今後の動作保証とサポートはしないとも明記されています。

もうひとつ、公式の更新履歴を見ると気づくことがあります。この端末に最後にソフトウェア更新が届いたのは2023年10月5日でした。9月30日は「安全に使えていた期間の終わり」ではなく、すでに3年近く更新が止まっていた端末の、最後の受け皿が外れた日だと言ったほうが近いです。

この記事では、公式のお知らせとサポートページに書かれていることだけを整理したうえで、次の3点を扱います。

  • 9月30日で終わったことと、10月1日から使えないことの線引き
  • 「本体は引き続き使える場合がある」は、どこまでを指しているのか
  • まだ使っている人が、壊れる前にやっておくこと

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要点

  • 終了日は2026年9月30日(水)。修理受付・サポート受付・「スケジューラ」アプリのダウンロード提供・純正アクセサリ7製品の販売が、この日で終わった
  • 10月1日(木)以降は、「スケジューラ」と「時間と天気」の天気情報表示、「計算機」の為替変換と音声入力が使えない
  • 端末の基本機能は「ご利用いただける場合がございます」という書き方で、動作保証とサポートはない
  • 最後のソフトウェア更新は2023年10月5日(ビルド1.280MI/1.280PO)。搭載OSはAndroid 12のまま
  • 保証サービス「BALMUDA Phone Care」の新規登録は、2024年10月14日ですでに終わっている
BALMUDA Phoneについて2026年9月30日(水)で終わったものと残るものを3列に分けた図。1列目は9月30日(水)で終了したもので、メーカーの受付そのものが締め切られた項目として、修理受付、サポート受付、「スケジューラ」アプリのダウンロード提供、純正アクセサリ7製品(ワイヤレス充電器・ケース2種・フィルム2種・ACアダプター・充電ケーブル)の販売が挙げられている。2列目は10月1日(木)から使えないもので、サーバー側のサービス連携が必要な機能として、「スケジューラ」アプリの天気情報表示、「時間と天気」アプリの天気情報表示、「計算機」アプリの為替変換機能、「計算機」アプリの音声入力機能が挙げられている。3列目は引き続き使える場合があるもので、公式の表現は「ご利用いただける場合がございます」であり、端末本体の基本機能とサービス連携を必要としないアプリ機能が該当するが、今後の動作保証とサポートはないと明記されていることが示されている。下部の注記には、「サポート終了」は端末が使えなくなるという意味ではなく、壊れても直せなくなり不具合が出ても問い合わせ先がなくなるという意味だと書かれている

9月30日で終わったこと、10月1日から使えないこと

お知らせは、終わるものを2つのまとまりに分けて書いています。ひとつは受付そのものの締め切りで、9月30日が最終日でした。

  • BALMUDA Phoneの修理受付およびサポート受付
  • 「スケジューラ」アプリのダウンロード提供
  • 純正アクセサリの販売(ワイヤレス充電器 BP-A001、ケース2種 BP-C002・BP-C001、保護フィルム BP-F001、ガラスフィルム BP-F002、20W ACアダプター A2633S13、充電ケーブル A8862N11の7製品)

もうひとつが関連サービスの終了にともなって止まる機能で、こちらは10月1日以降という書き方になっています。

  • 「スケジューラ」アプリの天気情報表示
  • 「時間と天気」アプリの天気情報表示
  • 「計算機」アプリの為替変換機能
  • 「計算機」アプリの音声入力機能

並べてみると、止まったのはいずれも外部からデータを取りに行く機能だと分かります。天気も為替レートも音声入力も、端末の中だけでは完結しません。アプリのアイコンが消えるわけではなく、開いたときにその部分だけが表示されなくなる、という止まり方です。

「引き続き使える場合がある」は、どこまでを指しているのか

お知らせの該当部分は、次のような書き方です。

サービス終了後も端末本体の基本機能や、サービス連携を必要としないアプリ機能については引き続きご利用いただける場合がございますが、今後の動作保証やサポートはいたしかねます。

「使えます」ではなく「ご利用いただける場合がございます」です。通話やインターネット接続、カメラといった基本機能が10月1日に一斉に止まる、という話ではありません。ただ、これから先に何かが動かなくなっても直す人も答える人もいない、というのがこの一文の意味するところです。

どのアプリのどの機能が「サービス連携を必要としない」のかは、天気・為替・音声入力の4項目以外、個別には列挙されていません。手元で確かめるしかない部分が残ります。

BALMUDA Phoneの発売からサポート終了までを6段階の時系列で左から並べた図。2021年11月26日に発売され、4.9インチの5G端末で国内キャリアはソフトバンクのみの取り扱いだったこと。2022年9月8日にAndroid 12へのOSアップデート(ビルド1.220)があり、これが最後のOS更新だったこと。2023年5月12日に携帯端末事業の終了を発表し、当時はサポートは継続すると案内していたこと。2023年10月5日が最後のソフトウェア更新(ビルド1.280)で、内容は動作安定性の向上とセキュリティの向上だったこと。2024年9月30日に本体の販売が終了し、保証サービスの新規登録も10月14日で終了したこと。2026年9月30日に修理・サポート受付が終了し、翌10月1日から天気表示などが停止したこと。その下に、最後に届いた更新はビルド番号1.280MI(SIMフリーモデルX01A)と1.280PO(ソフトバンク販売モデルA101BM)で2023年10月5日であること、搭載OSはAndroid 12で以降のOSバージョンは提供されていないことが示されている。結論として、セキュリティ更新が最後に配られたのはサポート終了の約3年前であり、更新が止まった状態のまま使い続けてきた期間がすでに長いと書かれている

更新は2023年10月5日で止まっていた

サポートページには、発売以来のソフトウェア更新がビルド番号つきで全部残っています。並びの先頭にあるのはビルド1.280MI(SIMフリーモデル X01A)とビルド1.280PO(ソフトバンク販売モデル A101BM)で、どちらも2023年10月5日(ソフトバンク販売モデルは同日より順次)。内容は「動作安定性の向上」「セキュリティの向上」でした。これ以降の更新はありません。

OSのほうも、2022年9月8日の更新(ビルド1.220)でAndroid 12になったのが最後です。発売は2021年11月26日ですから、OSが新しくなったのは1回だけということになります。

背景を並べると流れが見えます。バルミューダは2023年5月12日に携帯端末事業の終了を発表し、そのときは「引き続き安心してご利用いただけるようにサポートを継続してまいります」と案内していました。最後の更新はその5か月後。本体の販売は2024年9月30日で終わり、保証サービス「BALMUDA Phone Care」の新規登録も2024年10月14日で締め切られています。今から保証に入り直す道は、2年前になくなっていたわけです。

木の板を並べたベンチの上に、画面が真っ黒なままのスマートフォンが1台だけ置かれているのを真上から撮った写真。本体は黒いケースに入っており、画面には何も表示されていない

まだ使っているなら、壊れる前にやっておくこと

修理に出せる端末と出せない端末では、備え方が変わります。これまでは「壊れたら預ければいい」で済みましたが、これからは壊れた時点で中身を取り出せない可能性がある前提で考えることになります。

1. バックアップを一度とる

公式サポートページが案内しているのはGoogleアカウントへのバックアップです。手順は「設定」アプリ →「システム」→「バックアップ」→「今すぐバックアップ」。対象には連絡先、Googleカレンダーの予定、SMS(MMSは除く)、Wi-Fiのネットワークとパスワード、アプリとその設定などが含まれます。写真と動画はGoogleフォト側の自動バックアップです。

自動バックアップが有効なら、端末を操作していない状態で2時間充電されているときにWi-Fi経由で走ると案内されています。裏を返すと、充電しながら放置する習慣がない使い方だと、何年も走っていないことがあり得るということです。一度手動で実行しておくほうが確実です。

2. 「この端末の中にしかないもの」を洗い出す

Googleアカウントのバックアップに入らないものが、いちばん厄介です。代表的なのは次のあたりです。

  • 二段階認証アプリの登録(機種変更の前に移行手続きが要るものが多い)
  • この番号宛てのSMSで本人確認している銀行・決済サービス
  • 「メモ」アプリなど、端末内に保存しているテキスト
  • おサイフケータイに入れている残高やポイント

なお「スケジューラ」で連携しているGoogleアカウントの予定は、常にGoogleカレンダーと同期されるとサポートページに書かれています。天気表示が消えても、予定そのものが端末と一緒に消えるわけではありません。

3. 手順のページは、見られるうちに控えておく

BALMUDA Technologiesのサポートサイトは、この記事を書いている2026年10月4日時点ではまだ閲覧できます。一方で、2024年のお知らせからリンクされていた「携帯端末事業に関するお知らせ」のページは、現在アクセスするとバルミューダのトップページに転送され、中身を読めません。必要な手順はページが残っているうちに保存しておくほうが安全です。

よくある質問

Q. 10月1日から電話やインターネットが使えなくなりましたか。
A. そうした案内は出ていません。止まると名指しされたのは天気情報表示(2アプリ)、為替変換、音声入力の4項目です。基本機能については「引き続きご利用いただける場合がございます」という表現にとどまり、動作保証はないとされています。

Q. 「スケジューラ」アプリは消えてしまいますか。
A. 終わったのはダウンロード提供で、すでに入っているアプリを削除するという案内ではありません。ただし天気情報表示は10月1日から使えません。いったんアンインストールすると入れ直せなくなる可能性があるため、消さないでおくのが無難です。

Q. セキュリティ更新はもう来ませんか。
A. 公式の更新履歴は2023年10月5日のビルド1.280で止まっており、それ以降の配信はありません。今回のサポート終了で、今後も配信されないことがはっきりしました。

Q. 修理はもう受けてもらえませんか。
A. バルミューダの修理受付は9月30日で終了しました。ソフトバンクで購入した方は、契約している保証サービスの扱いがどうなるかを、ソフトバンクの窓口で確認してください。お知らせの内容そのものへの問い合わせ先としては、バルミューダサポートセンター(0120-686-717、10:00〜17:00、土・日・祝日と同社休業日を除く)が案内されています。

Q. 中古で買っても大丈夫ですか。
A. 修理もサポートも受けられず、ソフトウェア更新も止まった状態の端末になります。手に入れた時点の状態のまま使い切る前提になることを理解したうえで判断してください。

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参考情報・出典

※本記事の内容は2026年10月4日時点で公表されていたものです。サポート終了後の各アプリの実際の挙動については、公式のお知らせで名指しされた4項目以外は個別に案内されていません。サポートサイトの掲載内容も今後変わる可能性があります。

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