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WiMAXの月額料金が10月1日から値上げ|プロバイダ別の改定額と、契約解除料が無料になる期限

青空を背景に見上げた通信用の鉄塔に記事タイトルを重ねたアイキャッチ画像

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ホームルーターやモバイルWi-Fiで使われている「WiMAX +5G」「WiMAX 2+」について、複数のプロバイダが2026年10月1日のご利用分から月額料金を引き上げます。手続きは要らず、いま契約している人にも自動で適用されます。つまり、何もしなければ10月分の請求から金額が上がります。

ここで注意したいのは、改定額が「WiMAX一律で◯円」ではないことです。各社の公式発表を並べると、月330円から630円まで幅があります。さらに、料金改定にあわせて用意された「契約解除料を無料にする期間」は会社ごとに違い、すでに受付が終わったところもあります。9月22日時点で公式に公開されている案内をもとに、自分の契約がどれに当たるのかを確かめる順番で整理します。

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改定は10月1日利用分から、上がる額はプロバイダごとに違う

公式に改定を告知しているのは、GMOとくとくBB、Broad WiMAX、カシモWiMAX、BIGLOBE WiMAX、エディオンネットなどです。いずれも改定日は2026年10月1日で、対象は「全プラン」とされています。理由の書き方も各社ほぼ同じで、物価高騰と、通信回線の調達コストや通信インフラの維持・拡充にかかる費用の上昇が挙げられています。

一方で、加算される金額は次のように分かれます。

WiMAXの月額料金の改定額をプロバイダ別に並べた表。Broad WiMAXが+630円、GMOとくとくBBが+605円、カシモWiMAXが+594円、BIGLOBE WiMAXとエディオンネットが+330円で、12か月分に換算した額も併記している

月600円前後という印象で語られやすいのですが、実際に600円を超えるのはBroad WiMAX(+630円)とGMOとくとくBB(+605円)で、BIGLOBE WiMAXとエディオンネットは+330円です。上げ幅がおよそ2倍違うので、「WiMAXだから◯円上がる」と決めつけず、自分が契約している会社の発表を見る必要があります。12か月使い続けた場合の差額は、330円なら3,960円、630円なら7,560円です。

また、混同しやすいのが回線元との関係です。WiMAXの回線を運営しているUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)は、2025年8月20日の発表で2025年12月1日利用分からの+330円をすでに実施しています。今回の10月1日の改定は、各プロバイダが自社の月額料金に加算するもので、UQ WiMAXの2025年12月の改定とは別の動きです。

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回線そのものを見直すなら、工事不要で乗り換えられる光回線もあります。

自分が対象かどうかは、請求書の「会社名」と「プラン名」で分かる

WiMAXは同じ端末・同じ回線でも、契約している窓口(プロバイダ)によって料金も案内も別です。確認の順番は次のとおりです。

  1. クレジットカードの明細や口座引き落としの記載、または毎月のメールで「どの会社に払っているか」を確かめる
  2. その会社の会員ページ(マイページ)で、契約中のプラン名を確認する
  3. その会社の「お知らせ」で、料金改定の案内が出ているかを見る

各社とも「全プランが対象」としているため、プラン名で対象から外れることは基本的にありません。ただし、日割り計算は行わないと明記されている会社があり(GMOとくとくBB、BIGLOBE)、月の途中で解約しても1か月分の扱いになる点は押さえておきたいところです。

金額が目に見えるのは請求のタイミングです。Broad WiMAXはよくある質問で「2026年10月ご利用分から適用となり、2026年10月のご請求にてご確認いただけます」と説明しています。支払い方法によっては明細の反映が翌月にずれることもあるため、10月から11月にかけての請求額で確かめるのが確実です。契約書面についても、GMOとくとくBBとBIGLOBEは改定後の書面を順次再交付するとしています。

割引や特典が続いている人は、すぐには上がらない場合がある

キャンペーン価格や月額値引きが適用されている間は、改定後の料金にならない扱いを設けている会社があります。自分が該当するなら、値上がりが実際に効いてくるのは特典が切れた月からです。

会社特典・割引が続いている間の扱い
GMOとくとくBB月額390円キャンペーン適用中は、特典期間(利用開始から6か月間)はこれまでの特典価格が続く。期間終了後は改定後の月額料金
BIGLOBE WiMAX「24カ月間月額2,980円(税込3,278円)」の値引き特典の適用中は、改定後も現在の月額料金。25カ月目以降は改定後の月額料金
Broad WiMAX2026年7月30日までに申し込み、かつ契約月から12か月未満の人は、630円/月を割引で補填。契約月から12か月に達するまで実質の月額が維持される
各社の公式お知らせ(2026年7月1日〜7月31日掲載)より作成。いずれも手続きは不要で自動適用とされている

Broad WiMAXの補填は「7月30日までに申し込んだ既存契約者が対象」と短くまとめられがちですが、公式ページの条件表には「料金改定のお知らせ前(〜2026年7月30日)にお申込みいただき、ご契約月から12ヵ月未満のお客様」と書かれています。申込時期だけでなく、契約から1年たっていないことも条件です。長く使っている人は補填の対象にならず、10月から+630円がそのまま乗ります。

BIGLOBE WiMAXは、10月の改定の前に段差がもうひとつあります。「ベーシック」コースの提供終了(2026年7月31日)に伴い、2026年8月1日から料金体系が変わっており、たとえばギガ放題プラスSは4,708円から4,928円になっています。8月の変更と10月の+330円は別のもので、9月の請求額を基準に見ておかないと、上がり幅を実際より大きく感じることになります。

解約するなら、期限は会社ごとに違う(GMOはすでに終了)

料金改定を理由に解約する人向けに、各社が契約解除料を無料にする期間などを設けています。ここが今回いちばん差が出ているところで、日付を取り違えると負担が変わります。

  • GMOとくとくBB:2026年8月21日から9月20日までの解約は、更新期間に関わらず契約解除料が無料。この期間は9月20日で終わっています
  • BIGLOBE WiMAX:2026年9月1日から9月30日までの解約は、更新期間に関わらず契約解除料が無料
  • エディオンネット:2026年9月1日から30日までの解約は、契約の更新期間に関わらず違約金がかからない
  • カシモWiMAX:2026年10月1日9時から10月13日21時までに解約手続きが完了すれば、10月分の月額料金が無料になり、契約解除料も無料。ただし2026年8月1日〜9月30日に契約した人は対象外
  • Broad WiMAX:契約解除料を無料にする期間の案内はなく、既存契約者への割引補填で対応している
契約解除料が無料になる期間を会社別に並べた帯グラフ。GMOとくとくBBは8月21日から9月20日で受付終了、BIGLOBE WiMAXとエディオンネットは9月1日から9月30日、カシモWiMAXは10月1日から10月13日、Broad WiMAXは無料期間がなく割引補填で対応することを示している

どの会社でも共通して注意が必要なのが端末代金です。GMOとくとくBBは「端末代金は毎月の月額料金から割引という形でご負担いただいている」ため、解約時に支払いが終わっていなければ残額を支払うと明記しています。カシモWiMAXも、分割払い中は解約後も残債の支払いが必要としています。契約解除料が無料になっても、端末代の残りは消えません。

なお、エディオンネットは10月以降の違約金についても案内しています。2026年10月以降は契約更新の有無に関わらず違約金が1,100円になるため、9月中に間に合わなくても、その後の解約で高額な違約金がかかるわけではありません。焦って9月のうちに決める必要があるかどうかは、契約している会社によって違います。

値上げ後の金額を基準に、使い方と合っているかを見直す

そのまま使い続けるかどうかを考えるなら、比べる相手は「いまの月額」ではなく「10月以降の月額」です。エディオンネットは改定前後の金額をプランごとに公開しており、たとえばWiMAX 2+プラン(ギガ放題にねん)は4,818円から5,148円、WiMAX 2+プラン(にねん)は4,065円から4,395円になるとしています(いずれもサービス基本料330円と各種割引を含む表示)。自分の契約でも、9月の請求額に改定額を足した数字を出しておくと判断しやすくなります。

そのうえで見るところは、だいたい次の3点に絞られます。

  • 据え置き期間がいつまでか:特典や補填が続いているなら、判断を先送りにできる。切れる月をカレンダーに入れておく
  • 端末の残債がいくら残っているか:残債があるうちの乗り換えは、月々の支払いが二重になる期間ができる
  • 使っている場所と通信量:自宅中心で据え置き型を使っているなら固定回線と比べる余地があり、外に持ち出しているなら比較対象が変わる

固定回線に替える場合は工事や開通までの期間があり、住まいの配線方式によっては選べる方式も変わります。逆に、持ち運んで使っているならWiMAXのままのほうが合っていることもあります。どちらが得かは使い方次第なので、値上げをきっかけに一度だけ確認しておく、という進め方が現実的です。

よくある疑問

手続きをしないと値上げされるのか

はい。各社とも「お客さまご自身によるお手続きは必要ございません」としており、何もしなくても2026年10月ご利用分から改定後の料金が自動で適用されます。値上げを止めるための手続きはありません。

プランや端末を変えれば避けられるのか

各社とも対象は全プランです。カシモWiMAXは「ご契約中の回線料金」に+594円、Broad WiMAXは「Broad WiMAX 全プラン」に+630円と書かれており、プラン変更で対象から外れる案内は見当たりません。BIGLOBE WiMAXとエディオンネットも全プランが対象です。また、サービス内容や使える端末が変わるという案内もありません(Broad WiMAXは「引き続き同じ端末・プランでご利用いただけます」と明記しています)。

請求やメールに「リンクライフ」とあります。対象ですか

Broad WiMAXを運営しているのは株式会社リンクライフで、今回の料金改定のお知らせも同社の「Broad WiMAX お客様向けサポートサイト」に掲載されています。クレジットカードの明細や口座引き落としの記載、届くメールの差出人が「リンクライフ」になっている場合は、Broad WiMAXの契約と考えてよく、+630円の改定対象です。Broad WiMAXは契約解除料を無料にする期間を設けておらず、代わりに、2026年7月30日までに申し込み、かつ契約月から12か月未満の人へ630円/月の割引で補填する扱いになっています。契約から1年以上たっている人は補填の対象にならないため、10月から+630円がそのまま乗ります。

ここに載っていないプロバイダはどうなるのか

WiMAXを扱うプロバイダは多く、この記事で挙げたのは公式のお知らせで内容を確認できた会社です。ほかの会社を使っている場合は、会員ページの「お知らせ」や届いているメールを確認してください。比較サイトの一覧で自分の契約を判断すると、改定額や期限がずれていることがあります。

乗り換える前に知っておきたい公的なルール

値上げをきっかけに、ほかの会社への乗り換えを考える人もいると思います。そのときに役立つのが、電気通信事業法で決められている「消費者保護ルール」です。ここでは、総務省などの公式ページで2026年9月30日に確かめた範囲で、乗り換えの前後で知っておきたい決まりをまとめます。

契約してすぐなら使える2つの制度(初期契約解除と確認措置)

新しく契約した回線が「思っていたのと違った」ときのために、8日間の制度が2つあります。どちらが使えるかは、会社や申し込み方によって変わります。

国民生活センターの2016年の発表によると、「初期契約解除制度」は、契約書面を受け取った日を初日として8日が過ぎるまでの間、事業者の合意がなくても契約を解除できる制度です。光回線や主な携帯電話サービスなどが対象です。解除までの利用料・工事費・事務手数料は請求されることがあります。また、端末は対象外とされています。

もう一つの「確認措置」は、電波のつながり具合が十分でない場合や、事業者の説明などが十分でない場合に使える制度です。店舗販売と通信販売で契約した移動通信サービスが対象です。申し出ができる期間は最低8日で、事業者が決めます。

初期契約解除制度確認措置
使える条件理由を問わない電波が不十分、または説明などが不十分な場合
期間契約書面を受け取った日から8日(一部例外あり)最低8日(事業者が決める)
主な対象光回線、主な携帯電話サービスなど店舗・通信販売で契約した移動通信サービス(総務大臣の認定を受けたもの)
請求されうるもの解除までの利用料・工事費・事務手数料解除までの利用料・付随する有料オプションの利用料

WiMAXでは、同じ会社でも申し込み方で制度が分かれる例があります。UQ WiMAXの公式サイトによると、電話での契約やプラン変更には初期契約解除制度が使えます。一方、店頭やオンラインショップでの契約は「8日間キャンセル(確認措置制度)」の対象です。確認措置では、自宅の電波がつながりにくい場合などに、サービス提供開始日から8日以内(書面の受領日から数える場合もあり)に解除できます。その場合も、端末の返却が求められます。乗り換え先がどちらの制度かは、申し込む前に契約書面や公式サイトで確かめておくと安心です。

解除料(違約金)には上限のルールがある

総務省の「改正電気通信事業法施行規則に関するQ&A」(最終改正:2022年7月1日)によると、2022年7月1日から、期間拘束のある契約を途中でやめるときの違約金は「月額利用料相当額」を超えない範囲とするルールになりました。総務省の消費者保護ルールのページでも、月額利用料を超える違約金の請求を禁止すると説明しています。

ただし、このルールは、施行日より前に結んだ契約には「当分の間」適用されないとされています。長く同じ契約を続けている人は、今の解除料がいくらかを、会員ページや契約書面で一度確かめておきましょう。解除料のほかに、端末代金の分割払いが残っていないかも、あわせて見ておくと安心です。

総務省は、こうしたルールをまとめた利用者向けの資料として「漫画で解説!簡単・便利になった乗り換え&消費者保護ルールの強化」を、消費者保護ルールのページで案内しています。

困ったときの相談先

解約や乗り換えで事業者と話がまとまらないときは、公的な相談窓口があります。

  • 総務省 電気通信消費者相談センター:電話 03-5253-5900。受付は月〜金の9時30分〜12時と13時〜17時(祝日・年末年始を除く)です。総務省のページによると、相談は電話のみで、あっせん・仲介・調停はしていません。
  • 消費者ホットライン「188」:消費者庁によると、近くの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内する番号です。原則として毎日使えますが、通話料がかかります。

乗り換え前のチェックリスト

  1. 今の契約の解除料はいくらか、無料になる期限はいつか(会員ページ・契約書面で確認)
  2. 端末(ホームルーター・モバイルルーター)の分割払いが残っていないか
  3. レンタル端末の場合、返却が必要か、返却の期限と送り先はどこか
  4. 乗り換え先は「初期契約解除」と「確認措置」のどちらの対象か
  5. 自宅や使う場所が、乗り換え先のサービスエリアに入っているか
  6. セット割引(スマホとのセットなど)がなくなると、合計の支払いはどう変わるか

端末の残りの支払いや返却のルールは、会社ごとに違います。この記事では各社の条件をまとめていないため、契約中の会社の公式サイトやサポート窓口で確かめてください。

まとめ

2026年10月1日利用分から、WiMAXの主要プロバイダが月額料金を引き上げます。上がる額は会社によって月330円から630円まで違い、手続きなしで自動適用されます。まず確かめるのは、どの会社に払っているか、特典や補填で据え置きになる期間があるか、端末の残債が残っているかの3点です。契約解除料を無料にする期間は会社ごとに期限が違い、GMOとくとくBBは9月20日で終了、BIGLOBE WiMAXとエディオンネットは9月30日まで、カシモWiMAXは10月13日21時までとなっています。

月あたり数百円でも、1年で4,000円から7,500円ほどの差になります。値上げそのものは止められませんが、据え置き期間と残債を把握しておけば、いつ判断すればよいかは決められます。

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参考情報・出典

※本記事の金額・日付・条件は、2026年9月22日時点で各社が公開している公式のお知らせに基づきます。金額はすべて税込です。掲載していないプロバイダの改定内容や、各社の案内の変更については、契約先の公式サイトでご確認ください。

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