〜暮らしの落書き帳〜

オイルヒーターの電気代は1時間いくら?段階別の早見表とエアコンとの差・下げ方

オイルヒーターの電気代 生活トラブル

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答え:1200Wのオイルヒーターを1時間つけると、強(1,200W)で約37円、中(700W)で約22円、弱(500W)で約16円です(1kWhあたり31円で計算)。1日8時間を30日続けると、強で約8,930円、弱で約3,720円になります。これは最大の力で通電し続けた場合の上限で、温度設定のある機種は部屋が暖まると通電を止めたり弱めたりするので、実際はこれより下がります。ただし部屋が機種の暖められる広さより大きいと、上限に近い電気代がかかっても暖まりません。断熱材のない木造なら、1200W機の目安は約3畳までです。

「オイルヒーターは電気代が高いって本当?」「うちの部屋だと月いくら?」と思ったときに読む記事です。単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価、消費電力と暖められる広さはメーカーの仕様と取扱説明書、節電と安全の注意は資源エネルギー庁・NITE・消費者庁の公表資料をもとにしています。

(確認日:2026年10月31日。電気代は契約している電力会社の料金や燃料費の調整で変わります。この記事の金額は目安です。)

オイルヒーターの電気代の早見表

オイルヒーターの1か月(1日8時間×30日)

計算の仕方

電気代は「消費電力(W)÷1,000 × 使った時間 × 1kWhあたりの単価」で出します。単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が決めている目安単価の31円(税込・2022年7月22日改定)を使います。家電のカタログの電気代も、多くはこの単価で書かれています。実際の単価は電力会社と料金プランで違うので、検針票や会員ページの単価に置き換えると、自分の家の金額に近づきます。

例:1,200W × 1時間 → 1.2kWh × 31円 = 約37.2円

段階ごとの金額(1日8時間・30日の例)

機種の例・段階1時間1日8時間1か月(8時間×30日)
1200W機の強(1,200W)約37.2円約298円約8,930円
1200W機の中(700W)約21.7円約174円約5,210円
1200W機の弱(500W)約15.5円約124円約3,720円
1500W機の最大(1,500W)約46.5円約372円約11,160円

1200W機の段階は、アイリスオーヤマのウェーブ型オイルヒーター(IWH2-1208D-W ほか、強1,200W/中700W/弱500W)の仕様を例にしました。デロンギも、1500Wタイプは1時間あたり最大で約47円・中約28円・弱約19円、1200Wタイプは最大で約37円・中約22円・弱約16円と案内しています(同じ31円で計算)。型番は計算の例で、勧めるものではありません。

同じ1200Wでも、断熱で暖められる広さが倍ちがう

家のつくり断熱材なし断熱材50mm
木造約3畳(4.9㎡)まで約6畳(8.6㎡)まで
コンクリート約4.5畳(6.9㎡)まで約8畳(12.9㎡)まで

アイリスオーヤマの1200W機の取扱説明書にある目安です(日本電機工業会の統一基準。外との温度差15℃以内・設定20℃)。部屋がこれより広いと、ヒーターは強のまま止まらず、電気代は上の表の上限に近づきます。電気代を左右するのは「何Wの機種か」より「部屋に合っているか」です。

買う・買い替えるときに確かめる条件

今あるエアコンで足りる部屋なら、新しく買う必要はありません。風を出したくない寝室や子ども部屋を、長い時間おだやかに暖めたいときに向いています。

条件なぜ大事かどこを見れば分かるか
適用畳数(断熱の有無別)部屋より小さいと強のまま止まらず、高いのに暖まらない仕様表・取扱説明書の「適用床面積」
電力の切り替え(例:500/700/1,200W)暖まった後に弱へ下げられる仕様表の「消費電力」が段階で書いてあるか
温度設定とタイマー暖まると通電を止めて保つ。使う時間だけ動かせる「サーモスタット」「温度調節」「入切タイマー」
転倒時の自動オフ・過熱防止倒れたときや布がかぶったときの事故を防ぐ仕様表の「安全装置」
待機電力タイマー付きは切っていても0.1〜2.1W使う機種がある(デロンギ)仕様表・FAQの「待機電力」

上の条件を満たす物の一例です。断熱のある6畳前後の寝室で、風を出さずに長く暖めたい人向けです。広いリビングを短い時間で暖めたい人は、今あるエアコンを使う方が電気代を抑えられます。

ほかの暖房と1時間の電気代を比べる

同じ31円で計算した、機種の例ごとの1時間の電気代です。

暖房(機種の例)消費電力1時間の電気代
エアコン(6畳用2.2kW・パナソニック CS-226DFL)定格470W(125〜1,280Wで変わる)約14.6円(約3.9〜39.7円)
オイルヒーター(1200W機)強1,200W/弱500W約37.2円/約15.5円
セラミックヒーター(1200W機)強1,200W/弱600W約37.2円/約18.6円
電気ストーブ(カーボン)800W/400W約24.8円/約12.4円
こたつ(600Wヒーター)標準 強180Wh/弱70Wh約5.6円/約2.2円
ホットカーペット(2畳・パナソニック DC-2NKC10)定格490W高 約10.4円/中 約7.1円
電気毛布(掛け敷き・山善 YMK-FKPTS61)定格60W強 約1.4円/弱 約0.4円

(各メーカーの仕様の消費電力から31円/kWhで計算。こたつ・ホットカーペット・電気毛布はメーカーが示す1時間の標準の量・金額。型番は計算の例です。)

エアコンは定格で約14.6円で、オイルヒーターの強の半分以下です。エアコンは部屋の温度に合わせて消費電力が125〜1,280Wの間で変わります。こたつや電気毛布はさらに安いですが、暖めるのは体のまわりだけです。部屋全体を暖めたいのか、座っている所だけでよいのかで選ぶと、むだが出ません。ほかの暖房の金額は、まとめの記事に一覧にしています。 エアコンの暖房の電気代は別の記事で詳しく書いています。

関連:エアコン暖房の電気代は1時間いくら?畳数別の早見表とほかの暖房との差

関連:暖房の電気代を比べる|10種の1時間あたりの円と部屋の広さで選ぶ表

電気代を下げる設定と使い方

  • 暖まったら電力を下げる。1200W機で強から弱にすると、1時間あたり約37円が約16円になります。
  • 温度は低めに、エコ運転を使う。デロンギは、設定温度より少し低めに保つエコ運転モードと、設定温度を低めにすることを節電の方法として挙げています。
  • 置き場所と窓。デロンギは、熱が逃げやすい窓際や壁際に置くこと、厚手のカーテンや雨戸で窓の断熱を強めることを勧めています。資源エネルギー庁も、窓に厚手のカーテンを掛けることを冬の省エネに挙げています。
  • タイマーで「使う時間だけ」。資源エネルギー庁は「暖房は必要な時にだけつける」ことを勧めています。起きる前・帰る前の時間だけ入れると、つけっぱなしより短くなります。
  • 長く使わないときはプラグを抜く。タイマー付きの機種は、電源が切れていても時計や表示のために電気を使います(デロンギ:約0.1〜2.1W)。
  • 重ね着で設定を下げる。資源エネルギー庁の冬の省エネの項目にあります。

ワットチェッカーで自分の家の分を測る

早見表は最大の力で通電し続けた場合の金額です。サーモスタットでどのくらい止まっているかは、部屋の広さや断熱、外の気温で変わります。本当の金額は測るのが確実です。

  1. ワットチェッカー(消費電力を測るコンセント型の計器)の説明書で、測れる上限(例:1,500Wまで)と、使ってはいけない機器を確かめます。サンワサプライの TAP-TST8N は、定格1,500Wまでで、オイルヒーターなど壁のコンセントに直接つなぐよう求められる機器には使わないよう書いています。
  2. 料金の単価を、契約している電力会社の単価(分からなければ31円)に合わせます。TAP-TST8N は料金ボタンの長押しで単価を変えられ、工場出荷時は21円です。
  3. 暖房器具のプラグを抜いた状態で、積算(たまった量)をリセットします。
  4. 壁のコンセントにワットチェッカーを差し、そこに暖房器具をつなぎます。延長コードやタップは使いません。
  5. いつもどおりに1日(または1晩)使い、積算電力量(kWh)を読みます。「kWh×単価」がその日の電気代です。7日分を測って平均すると、天気による差がならされます。

オイルヒーターは15A以上のコンセントを単独で使うよう求める機種が多く、ワットチェッカーを使えないことがあります(アイリスオーヤマの取扱説明書・サンワサプライの説明書)。使えないときは、契約している電力会社の会員ページで日ごと・時間ごとの使用量が見られる場合があります。オイルヒーターを使った日と使わなかった日、使った時間帯とその前後を比べると、おおよその量が分かります。

安全に使うための注意

  • 衣類や布団を本体にかぶせない。過熱による火災の原因になります。タオルハンガー付きの機種でも、ぬれたタオルは掛けません(アイリスオーヤマの取扱説明書)。
  • 壁・家具・カーテンから、取扱説明書で決められた距離をあけます。洗濯物を近くで乾かすのも避けます(NITE)。
  • 交流100V・15A以上のコンセントを単独で使い、電源コードは束ねずに全部引き出します(アイリスオーヤマの取扱説明書)。延長コードは、取扱説明書で禁止されていないか確かめます(NITE)。
  • 電源を入れた直後に、倒したときに止まるかを確かめます。変色・異音・焦げたにおいがあれば、すぐ電源を切ってプラグを抜き、メーカーに相談します(NITE)。
  • 外出するときは電源を切り、プラグを抜きます(NITE)。使っている機種がリコールの対象でないかも確かめます。

よくある質問

24時間つけっぱなしにすると、1日いくら?

1200W機を強のまま24時間通電し続けると約893円、弱なら約372円が上限です。実際はサーモスタットで止まる時間があるので下がりますが、どれだけ下がるかは部屋次第です。外出中は電源を切るようNITEは呼びかけています。

エアコンとどちらが安い?

1時間あたりで比べると、6畳用エアコンの定格(約14.6円)の方が、1200W機の強(約37.2円)より安くなります。風が気になる、乾燥が気になる、エアコンがない部屋で使う、といった理由がなければ、電気代はエアコンの方が抑えやすいです。

1500W機と1200W機、どちらを選べばいい?

部屋の広さと断熱で決めます。1時間の上限は1500W機が約46.5円、1200W機が約37.2円です。広さが足りない機種を選ぶと、強のまま動き続けて結局高くつきます。仕様表の適用畳数(断熱の有無別)を部屋に合わせてください。

思ったより電気代が高いのはなぜ?

多いのは、部屋が機種の適用畳数より広い、窓から熱が逃げている、強のまま使っている、の3つです。まずワットチェッカーか電力会社の使用量で実際の量を確かめ、カーテン・電力の切り替え・タイマーを見直します。

まとめ

  • 1200W機の1時間の電気代は、強で約37.2円、中で約21.7円、弱で約15.5円(31円で計算)。
  • 1日8時間・30日なら、強で約8,930円、弱で約3,720円が上限です。
  • 電気代を決めるのは「部屋の広さと断熱に合っているか」。断熱材のない木造なら、1200W機は約3畳までが目安です。
  • 暖まったら弱へ、温度は低めに、窓に厚手のカーテン、使う時間だけタイマーで。
  • 本当の金額はワットチェッカーか電力会社の使用量で確かめます。オイルヒーターに使えない計器もあるので説明書を先に見ます。

今のエアコンで足りない部屋を、風を出さずに暖めたい人は、適用畳数と電力の切り替えがある機種を選ぶと、電気代の上限を抑えられます。

出典

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