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BB.exciteモバイルが30GBを月額1,980円に値下げ|5Gは同日開始だが初期設定は4G、切り替えはマイページで1日1回

BB.exciteモバイル30GBが1,980円へ、5Gも同じ日に提供開始、ただし初期設定は4Gのままという文字が入ったアイキャッチ。オフィスのような室内で、画面が真っ白なスマートフォンを片手で持ち上げている手元の写真

エキサイト株式会社が運営する格安SIM「BB.exciteモバイル」が、2026年10月1日(木)から主力の「Flatプラン(30GB)」を値下げしました。音声通話機能付きSIMは月額2,068円から1,980円(いずれも税込)になり、SMS機能付きSIM・データ通信専用SIMも同じ幅で下がります。すでに30GBを使っている人も手続きは要りません。

同じ日に、全プランで5G通信の提供も始まりました。ただしこちらは「申し込めば自動で5Gになる」という話ではありません。SIMの初期設定は4Gのままで、マイページでの切り替えと端末側の設定の両方をそろえないと5Gにはなりません。しかも切り替えには時間と回数の制限があり、SIMの種類によっては5Gをまったく使えない組み合わせもあります。値下げの中身と、5Gを使うために実際に必要な手順を、公式のお知らせと仕様ページから順に整理します。

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下がったのは30GBだけ。3種類のSIMすべてで88円安くなった

値下げの対象は、Flatプランのうち高速データ通信容量が30GBのものだけです。公式お知らせによる改定内容は次のとおりで、どのSIM種別も税抜80円(税込88円)の引き下げになっています。

SIMの種類改定前(税込)改定後(税込)差額
音声通話機能付きSIM2,068円1,980円-88円
SMS機能付きSIM2,035円1,947円-88円
データ通信専用SIM1,958円1,870円-88円

適用は2026年10月ご利用分からです。公式お知らせは「現在Flatプラン(30GB)をご利用中のお客様にも、ご契約時期にかかわらず改定後の月額料金が自動的に適用されます。お手続きは不要です」と明記しています。一方で「30GB以外の高速データ通信容量の月額料金に変更はありません」とも書かれているので、5GB・14GB・40GB・50GBを契約している人の請求額は変わりません。なお、データ通信専用SIMはドコモ回線タイプでのみ提供されています。

BB.exciteモバイルFlatプラン30GBの値下げ内容の図解。音声通話機能付きSIMが2,068円から1,980円、SMS機能付きSIMが2,035円から1,947円、データ通信専用SIMが1,958円から1,870円へそれぞれ88円下がったことと、5GB1,210円・14GB1,650円・30GB1,980円・40GB2,970円・50GB4,400円という容量別の棒グラフ
値下げは30GBだけで、3種類のSIMがそろって88円安くなった。同じFlatプランの中でも30GBがいちばん割安な段になる

年額にすると1,056円の差で、1か月あたりの金額としては大きくありません。ただし、BB.exciteモバイルは最大5枚のSIMでデータを分け合える仕組みなので、家族や複数端末で使っている場合は枚数分だけ効いてきます。

5Gは「切り替えないと使えない」。初期設定は4Gのまま

5G通信は2026年10月1日(木)12:00(予定)から提供が始まりました。追加料金はかからず、申し込みも不要です。対象はドコモ回線タイプとau回線タイプの両方で、Flatプラン・Fitプランの区別なく全プランが対象です。

ただし、公式お知らせの注意事項の1行目がいちばん大事なところです。「SIMカードの初期設定は4Gです。お客様ご自身で切り替えを行わない限り、5Gへ切り替わることはありません」。つまり、何もしなければこれまでどおり4Gで使い続けることになります。

必要な手順は3つです。

  1. 5G対応端末を用意する(動作確認端末一覧で自分の機種を確認する)
  2. BB.exciteモバイルマイページで、通信方式を5Gに切り替える
  3. 端末側でも5Gの設定を有効にする

公式お知らせは「マイページと端末の両方の設定が有効になると、5G通信をご利用いただけます」としています。どちらか片方だけでは5Gになりません。スマホの設定アプリで「5G/4G」や「ネットワークモード」を5G優先にしておく作業は、契約側の切り替えとは別物だという点に注意してください。

BB.exciteモバイルで5G通信を使うまでの3ステップの図解。5G対応端末を用意し、マイページで通信方式を5Gに切り替え、端末側でも5Gを有効にする流れと、切り替えは1日1回で9時から20時まで、ドコモ回線のSMS機能付きSIMは対象外といった注意点
5Gは申し込み不要だが自動では切り替わらない。マイページと端末の両方を設定して、はじめて5G通信になる

切り替えは1日1回・20時まで。ドコモ回線のSMS SIMは対象外

ここからは、プレスリリースには載っていないけれど実際に困りやすい制限です。契約条件・SIMの仕様ページとお知らせの注意事項には、次のように書かれています。

  • 5G/4Gの切り替えは1回線につき1日1回まで。受付時間は9:00〜20:00で、20時から翌9時までは切り替えができない
  • MNP予約番号の申請中、SIMカードの利用開始日当日、再発行手続き中などは切り替えができない場合がある
  • ドコモ回線タイプのSMS機能付きSIMでは、5G通信を利用できない
  • 5Gの方式はNSA(ノンスタンドアローン)で、4G通信と設備を共用する
  • 5Gエリア外では従来どおり4G(LTE)通信になる

3番目は見落としやすいところです。今回値下げされた3種類のうち、SMS機能付きSIM(1,947円)をドコモ回線で契約している人は、料金は下がっても5Gには切り替えられません。5Gを使いたいなら、音声通話機能付きSIMか、au回線タイプを選ぶ必要があります。これはBB.exciteモバイル特有のクセというわけではなく、IIJmioもギガプランの5Gオプションについて「データeSIM、SMS機能付きSIM(タイプD)ではご利用いただけません」と案内しており、ドコモ回線のSMS専用SIMでは各社とも同じ扱いになっています。

速度についても、過度な期待はしないほうがよさそうです。仕様ページは「4G通信と設備を共用するため、5Gエリアにてアンテナピクト上は切り替わりますが、混雑時の通信速度は必ずしも改善を保証するものではありません」「アンテナ表示が5Gとなっていても、5G通信とならない場合があります」と書いています。画面の表示が5Gに変わることと、実際に速くなることは別だと受け取っておくのが安全です。

青空を背景に、建物の屋根の向こうからアンテナとパラボラを備えた通信塔が1本だけ突き出している風景
5Gのエリアはドコモ・auの提供エリアに準じる。エリア外では従来どおり4G(LTE)で接続される(写真はイメージ)

ひとつ補足しておくと、10月1日はマイページと申込フォームが10:00〜13:00にメンテナンスで止まる予定になっていました。5Gの提供開始が同日12:00(予定)だったので、初日の昼に切り替えようとしてアクセスできなかった人がいてもおかしくありません。うまくいかなかった場合は、日を変えて9:00〜20:00の間に試してみてください。

30GBで1,980円は、他社と比べてどうなのか

エキサイト側は「30GBは業界最安値」としていますが、これは2026年10月1日時点の当社調べによる主要MVNOとの比較と、マイベストの月間アワード(大容量の格安SIM 月額料金の安さ・30GB/2026年9月度)を根拠にした表現です。第三者が全事業者を網羅して検証した結果ではないので、自分の使い方で比べ直す前提で読んだほうがいいでしょう。

参考として、公式サイトに30GB前後の料金を載せている2社の音声通話付きプランを並べると次のようになります。いずれもキャンペーン適用前の通常料金です。

サービス容量音声通話付き月額(税込)
BB.exciteモバイル Flatプラン30GB1,980円
mineo マイピタ30GB2,178円
IIJmio ギガプラン25GB2,000円
IIJmio ギガプラン35GB2,400円

30GBちょうどの枠で見ると確かに安い側です。IIJmioには30GBの区分がなく25GBと35GBに分かれているため、容量をそろえた単純比較ができない点には注意してください。データ通信専用で比べると順位は変わり、BB.exciteモバイルは1,870円、mineoのシングルタイプ(30GB)は1,925円、IIJmioのデータ専用eSIM(25GB)はドコモ網で1,650円です。どの会社も時期限定の割引を打っているので、申し込みのタイミングでも並び順は入れ替わります。

BB.exciteモバイル自身の料金表で見ると、30GBの位置づけがはっきりします。音声通話機能付きSIMは14GBが1,650円、30GBが1,980円、40GBが2,970円、50GBが4,400円です。14GBから30GBへは330円の増額で容量が2倍以上になるのに、30GBから40GBへは990円増えます。同じ会社の中でも30GBがいちばん割安な段なので、迷ったらここを基準に考えると判断しやすいはずです。

複数人で使う場合の目安も出ています。プレスリリースは「3人でシェアすればひとりあたり10GBで1,012円」としており、これは30GBの1,980円に音声の追加SIM(月額528円/枚)を2枚足した3,036円を3人で割った金額です。

申し込む前に確認しておきたい条件

料金の安さだけで決めると後から効いてくる条件がいくつかあります。契約条件・SIMの仕様ページから、判断に関わるものを挙げておきます。

  • 余った容量の繰り越しはFlatプランのみ。有効期限は付与された月の翌月末までで、Fitプランは繰り越されない
  • 容量を使い切ったときの追加チャージはFlatプランが1GBあたり220円。低速時の速度は最大200kbps
  • au回線タイプには3日間で6GBを超えた場合の速度制限がある。ドコモ回線タイプの高速データ通信は制限されない
  • 最低利用期間はなく、解約事務手数料とMNP転出手数料は0円(2022年7月1日に廃止)
  • 新規契約手数料3,300円とSIM発行手数料433円は新規契約者特典で0円。ただしSIMの再発行・サイズ変更・交換は1枚3,300円で、これにSIM発行手数料433円が別途かかる(合計3,733円)
  • eSIMは音声通話機能付きSIMのみ対応。SIMカードの到着を待たずに手続きが完結する
  • 月額料金制で日割り計算はないため、月初に解約しても1か月分がかかる
  • 契約者のSIMにはプライベートIPアドレスが割り振られ、一部のアプリが使えない場合がある

BB.exciteの対象光回線とセットで契約すると「家族まるごとセット割」が申込不要で自動適用され、音声通話機能付きSIM1枚あたり月220円(最大1,100円)が永年割引になります。光回線の乗り換えも検討しているなら、合わせて見積もると実際の負担額が変わります。

よくある質問

Q. いま30GBを使っていますが、値下げを受けるために何か手続きは必要ですか。 A. 必要ありません。公式お知らせのとおり、契約時期にかかわらず2026年10月ご利用分から自動的に新料金が適用されます。

Q. 5Gに切り替えると料金は上がりますか。 A. 上がりません。5G通信は追加料金なしで、申し込みも不要です。マイページで通信方式を切り替えるだけです。

Q. マイページで5Gにしたのにアンテナが4Gのままです。 A. 端末側の5G設定が有効になっているか、その機種が動作確認端末一覧に載っているかを確認してください。ドコモ回線タイプのSMS機能付きSIMはそもそも5Gを利用できません。5Gエリア外では4Gで接続されます。

Q. 30GB以外のプランも値下げされましたか。 A. されていません。今回の改定はFlatプランの30GBのみが対象で、ほかの容量の月額料金に変更はありません。

まとめ

今回の内容は2つに分けて読むと分かりやすいです。値下げのほうは何もしなくても10月分から反映されるので、30GBの契約者は請求額が88円下がるのを待つだけで済みます。5Gのほうは逆に、自分で動かないと何も起きません。マイページでの切り替えと端末側の設定という2か所の操作が必要で、切り替えは1日1回・9:00〜20:00という制限つきです。そしてドコモ回線タイプのSMS機能付きSIMでは、どう操作しても5Gは使えません。

格安SIMの料金は半年で前提が変わります。契約中の人は自分のSIM種別と回線タイプをマイページで確認し、乗り換えを検討している人は容量・回線・機能の3点が自分の使い方に合うかを先に見てから金額を比べるのが確実です。

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