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給湯器の凍結はいつ溶ける?お湯が出ない冬の朝に、待つ間にすることとやってはいけないこと

給湯器の凍結はいつ溶ける?お湯が出ない冬の朝に、待つ間にすることとやってはいけないこと 生活トラブル

冷え込んだ朝、お風呂や台所でお湯を出そうとしたら、お湯が出ない。水は出るのに、お湯側だけが出ない。こんなときは、給湯器やその配管が凍っていることがよくあります。

結論:凍結なら、気温が上がる日は数時間〜半日ほどで自然に溶けることが多いです。

基本は、自然に溶けるのを待ちます。急ぐときは、給水元栓の周りにタオルを巻いて、30〜40℃のぬるま湯をかけます。熱湯をかけるのは、配管が壊れるおそれがあるのでやめてください。

この記事は、2026年10月18日時点の東京ガスの案内(「給湯器の凍結はいつ溶ける?溶かす方法とやってはいけないNG行為」「ガス給湯器・配管が凍結したときの対処法と凍結防止策」)をもとにしています。機種ごとの方法は、取扱説明書も確かめてください。

凍結かどうかの見分け方と、溶けるまでの目安

凍結かどうかの見分け方と、溶けるまでの目安
凍結かどうかの見分け方と、溶けるまでの目安

次のような形なら、まず凍結を疑います。

  • 前の晩から朝にかけて冷え込んだ(氷点下になった)
  • 水は出るのに、お湯だけが出ない
  • お湯も水も出ない(給水の配管まで凍った)
  • 昼に気温が上がると、自然に出ることが多い

東京ガスによると、溶けるまでの時間は季節や気温、日当たりで差があり、一般的には数時間〜半日ほどです。寒い日が続くと、数日かかることもあります。

凍ったときに出やすい症状

東京ガスの「給湯器の凍結防止策を知ろう!」では、凍結したときの症状として次のようなものが挙げられています。

  • お湯側の蛇口を全開にしても、お湯が出ない、またはポタポタとしか出ない
  • リモコンにエラーの表示が出る
  • 凍った水がふくらんで配管が壊れ、水が漏れる

凍りやすい家・凍りやすい日

同じ寒さでも、凍りやすい家と凍りにくい家があります。東京ガスは、次のような条件で凍結しやすくなると説明しています。

凍りやすい条件わけ
風が強い日風で配管の熱が奪われ、温度が下がる
北向きの壁や日陰にある給湯器・配管日が当たらず、外の冷たい空気に直接さらされる
配管がむき出し、断熱材が足りない温度が急に下がりやすい
給水の配管、配管のつなぎ目いちばん凍りやすい場所とされている

「何度になったら凍る」という決まった温度は、東京ガスの案内には書かれていません。配管の中の水が0℃より下になると凍ります。外の気温がそれほど低くなくても、風が強い夜や、北側の配管は凍ることがあります。

給湯器には、まわりの温度が下がると自動で働く凍結防止の機能がついているものが多く、東京ガスはリンナイ製の例として、まわりが約3℃以下になると働くと紹介しています。ただし、電源プラグが抜けていると働きません。

凍結ではないこともある:ほかに確かめること

寒い朝でも、凍結以外の理由でお湯が出ないことがあります。次も一緒に確かめます。

  • 台所のコンロも使えない:ガスメーターが安全のためにガスを止めていることがあります。ガス会社の案内にある「ガスメーターの復帰」の手順で戻します。復帰したあと、メーターが確認を終えるまで数分待ってからお湯を出します。
  • リモコンの画面が消えている:給湯器の電源プラグが抜けていないか、ブレーカーが落ちていないかを確かめます。
  • 水も出ない(ほかの蛇口も):家全体の水道管が凍っているか、断水していることがあります。水道局の案内を確かめます。

急ぐときの溶かし方(ぬるま湯)

急ぐときの溶かし方と、やってはいけないこと(東京ガスの案内をもとに作成)
急ぐときの溶かし方と、やってはいけないこと(東京ガスの案内をもとに作成)
  1. 給湯器のリモコンの電源を切ります。
  2. お湯側の蛇口を少し開けておきます。溶けると水が出てくるので分かります。
  3. 給水元栓の周りにタオルを巻き、その上から30〜40℃くらいのぬるま湯をゆっくりかけます。元栓に直接かけないようにします。
  4. 水が出るようになったら、給水元栓まわりの水滴をふき取ります。

ぬるま湯をかけても出ない場合は、給水元栓以外のところが凍っているかもしれません。その場合は無理をせず、自然に溶けるのを待ちます。

やってはいけないこと

  • 熱湯をかける:急な温度の変化で、配管が壊れるおそれがあります。
  • 電源コードやプラグにお湯をかける:漏電や故障の原因になります。
  • ふき取らずに放っておく:残った水が、また凍る原因になります。
  • 元栓を力ずくで回す:壊れることがあります。溶けるまで待ちます。

溶けたあとに確かめること

  • お湯が出るか、リモコンにエラーの表示が出ていないか
  • 給湯器の下や配管のつなぎ目から、水が漏れていないか

凍った水がふくらんで、配管が割れていることもあります。水が漏れている、エラーが消えない、昼を過ぎてもお湯が出ない、といったときは、ガス会社や給湯器のメーカーに連絡します。賃貸住宅なら、管理会社や大家さんに先に連絡します。

マンション・アパート、灯油やエコキュートの場合

  • マンション・アパート:給湯器が玄関横のパイプスペースなどにある場合も、凍ることはあります。共用部分の配管が関わることもあるので、凍結が続く、水が漏れているといったときは、ガス会社と一緒に管理会社にも連絡します。
  • 灯油の給湯器(石油給湯器)やエコキュート:この記事の手順は、主にガスの給湯器を前提にした東京ガスの案内をもとにしています。灯油やエコキュートは、凍結防止のしくみや水抜きの手順が違うことがあります。必ず取扱説明書かメーカーの案内を確かめてください。

次から凍らせないために

東京ガスは、凍結を防ぐ方法として次のようなことを挙げています。

  • 電源プラグを抜かない:給湯器には、凍結を防ぐヒーターや、自動でポンプを動かす機能があります。プラグを抜くと、どちらも止まってしまいます。
  • お風呂の残り湯を残しておく:浴槽の残り湯を、循環口(循環アダプター)より5cm以上高い水位にしておくと、気温が下がったときに自動でポンプが動きます。
  • お湯側の蛇口から、少しずつ水を流しておく:特に冷え込む夜は、給湯器の運転スイッチを切ってから、お湯側の蛇口から少量の水(1分間に400ミリリットルくらい)を流し続けます。温度調節のある混合水栓は、いちばん高い温度にしておきます。翌朝、元に戻すのを忘れないようにします。
  • 長く家を空けるときは水抜き:帰省や旅行のときは、取扱説明書の手順で水抜きをしておきます。

停電に備えたい人は、停電に備えて家で用意しておくものもあわせてどうぞ。

冷え込む夜の前のチェックリスト

  • 給湯器の電源プラグが、コンセントに差さっているか
  • 浴槽に、循環口より5cm以上高く残り湯があるか(自動でポンプが動く機種)
  • 特に冷え込む夜は、お湯側の蛇口から少しずつ水を流す準備をしたか(給湯器の運転スイッチは切っておく)
  • 帰省や旅行で家を空けるなら、取扱説明書の手順で水抜きをしたか
  • 翌朝お湯が出なかったときのために、ガス会社やメーカーの連絡先を控えたか

よくある質問

ドライヤーで温めてもいいですか?

東京ガスの案内では、ぬるま湯をタオルの上からかける方法が紹介されています。電気製品を濡れた場所で使うのは危ないので、案内に沿った方法で行ってください。

何度から凍りますか?

決まった温度はありません。配管の中の水が0℃より下になると凍ります。風が強い夜や、北側・日陰の配管は、気温が氷点下ぎりぎりでも凍ることがあります。天気予報で最低気温が氷点下の夜は、前の晩に凍結の予防をしておくと安心です。

エラーの番号が出ています。

エラーの番号の意味は、メーカーや機種で違います。リモコンの番号を控えて、取扱説明書かメーカーの案内で確かめてください。

凍結が溶けてもお湯が出ない、リモコンにエラーが出たままというときは、凍結以外の故障も考えられます。確かめる順番と、修理か交換かの決め方は「給湯器でお湯が出ないときの確かめ方と修理か交換かの決め方」にまとめています。

参考情報・出典

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