宝くじの抽せんが終わると、「当たっていたら、どこへ何を持っていけばいいの?」という疑問がいっせいに出てきます。じつは受け取り先は、くじを買った場所と1口(1当せん金)あたりの金額の2つで決まります。少額なら近くの売り場で済みますが、金額が上がるとみずほ銀行の本支店に行く必要があり、100万円を超えると印鑑、200万円を超えると本人確認書類も要ります。インターネットやATMで買った分は、手続きをしなくても口座に振り込まれます。
この記事では、ジャンボ宝くじなどの当せん金の受け取り方を、宝くじ公式サイトとみずほ銀行の案内をもとに、金額ごと・買い方ごとに整理しました。支払期限(時効)、税金、当せんを装った詐欺の見分け方までまとめています(確認日:2026年10月27日)。売り場ごとの取り扱いは店によって違うことがあるので、迷ったときは公式の案内と売り場の掲示を優先してください。
結論|「買った場所」と「1口の金額」で受け取り先が決まる
先に全体の形をまとめます。売り場やコンビニで紙のくじを買った場合、1口あたり5万円以下の当せん金だけなら宝くじ売り場で受け取れます。10万円以下なら「10万円マーク」のある売り場でも受け取れ、それを超える当せん金が1枚でも含まれていればみずほ銀行の本支店(一部を除く)での受け取りになります。一方、宝くじ公式サイトや銀行のインターネット販売、ATMで買った分は、購入時の口座などへ自動で振り込まれるので、窓口に行く必要はありません。
期限は、ジャンボなどの一般のくじで支払開始日から1年以内です。期限を過ぎた当せん金は1円も受け取れず、発売元の都道府県と指定都市に納められます。「あとで行こう」と引き出しにしまったまま忘れるのがいちばんもったいないパターンなので、当せんが分かったら早めに動くのがおすすめです。

まず確かめること|くじの名前・回号・組・番号
当せんの確認は、宝くじ公式サイトの「当せん番号のご案内」で行えます。照らし合わせるときは、券面のくじの名前と回号(たとえば「ハロウィンジャンボ宝くじ 第1126回」)を最初に確かめてください。同じ時期に「ジャンボ」と「ジャンボミニ」のように別のくじが同時に抽せんされることがあり、回号が違うと当せん番号の表も違います。
次に、組と番号を1枚ずつ照らします。ジャンボ宝くじは「組」と「6けたの番号」の組み合わせで等級が決まり、下1けた・下2けたが合えば当たる等級もあります。連番やバラで10枚まとめて買った場合でも、番号は1枚ずつ違うので、束で見ずに1枚ずつ確認するのが確実です。確認が終わったら、当せんしたくじは折ったり汚したりしないよう、封筒などに入れて保管しておきましょう。
なお、ロト・ナンバーズなどの数字選択式宝くじは、受け取り方が別で、専用端末のある数字選択式宝くじ取扱売り場でしか受け取れません。この記事は主にジャンボなどの紙のくじを前提にしています。
売り場で買ったくじ|当せん金額ごとの受け取り先
紙のくじの受け取り先は、くじ全体の合計ではなく「1当せん金または1口あたり」の金額で決まります。たとえば3,000円の当せんが10枚あって合計3万円でも、1口は3,000円なので売り場で受け取れます。逆に、1口で10万円を超える当せんが1枚でもあれば、そのくじはみずほ銀行の本支店へ持っていきます。
| 1口あたりの当せん金 | 受け取れる場所 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 1万円以下だけ | 宝くじ売り場・みずほ銀行本支店(一部を除く) | 当せん券 |
| 5万円以下だけ | 宝くじ売り場(一部の売り場は1万円以下だけの取り扱い)・みずほ銀行本支店 | 当せん券 |
| 10万円以下だけ | 「10万円マーク」のある売り場・みずほ銀行本支店 | 当せん券 |
| 10万円超〜100万円 | みずほ銀行本支店(一部を除く) | 当せん券 |
| 100万円超 | みずほ銀行本支店(一部を除く) | 当せん券・印鑑(約1週間) |
| 200万円超 | みずほ銀行本支店(一部を除く) | 当せん券・印鑑・本人確認書類(約1週間) |
売り場によっては1万円以下しか扱っていない店もあるので、1万円を超える当せんを売り場で受け取りたいときは、事前に売り場で確かめると安心です。10万円マークのある売り場は、宝くじ公式サイトの売り場検索で調べられます。みずほ銀行の本支店でも「一部を除く」とされているので、行く前に店舗の取り扱いを確かめておくと無駄足になりません。

100万円・200万円を超えたときの手続き
1口あたり100万円を超える当せん金は、みずほ銀行の本支店で受け取ります。このときは印鑑が必要で、手続きの都合上、実際に受け取れるまで1週間程度かかります。その場で現金を渡されるわけではないので、受け取りの予定は余裕をもって立てておきましょう。
1口あたり200万円を超える場合は、印鑑に加えて運転免許証など本人確認ができる書類も必要です。顔写真のない書類(各種の資格確認書など)を使うときは、種類の違う別の本人確認書類や、公共料金の領収書などの補完書類を求められることがあります。どれが使えるかはみずほ銀行の本支店で確かめるよう案内されているので、心配なら事前に窓口へ問い合わせてください。
高額当せんのときに準備しておくこと
- 当せん券(折らない・汚さない。封筒などに入れて持っていく)
- 印鑑(100万円超)
- 運転免許証などの本人確認書類(200万円超。顔写真のない書類なら補完書類も)
- 受け取りまで約1週間かかる前提の予定
- 振り込み先にしたい口座の情報(受け取り方法は窓口で確かめる)
受け取りに行く前に決めておくこと
少額の当せんなら売り場で受け取って終わりですが、数十万円以上になると「どこで」「いつ」「どう持ち帰るか」を先に決めておくと落ち着いて手続きできます。まず、当せん券は財布に入れっぱなしにせず、折り目や汚れがつかないよう封筒などに入れて保管します。次に、行き先がみずほ銀行の本支店になる金額かどうかを上の表で確かめ、近くの本支店が宝くじの支払いを扱っているかを調べます。
100万円を超える場合は、受け取りまで1週間程度かかることを前提に、印鑑と本人確認書類(200万円超)を用意しておきます。大きな金額を現金で持ち歩くのは避けたいので、受け取り方法(口座への入金ができるかなど)も窓口で相談するとよいでしょう。当せんしたことを周りに広く話す前に、手続きを終えておくのも一つの考え方です。
ネット・ATMで買ったくじは自動で振り込まれる
宝くじ公式サイトで買ったくじの当せん金は、登録した当せん金受取口座、または「お預かり当せん金」として自動で振り込まれます。銀行などのインターネット販売サイトや、ATM宝くじサービスで買った分も、購入時に使った口座へ自動で振り込まれます。窓口に行く必要はありませんが、入金のタイミングは買い方によって違います。
| 買い方 | 振り込み先 | 入金の時期 |
|---|---|---|
| 宝くじ公式サイト | 登録した当せん金受取口座、またはお預かり当せん金 | 公式サイトのご利用ガイドで確認 |
| みずほダイレクト(ジャンボ・全国通常・ブロック) | 指定口座 | 1当せん金1万円以上:支払開始日から5銀行営業日以内/1万円未満:3か月分をまとめて翌月末まで |
| みずほダイレクト(数字選択式) | 指定口座 | 原則、抽せん日の2銀行営業日後まで |
| みずほATM宝くじサービス | 購入時のキャッシュカードの口座 | 現金では受け取れない |
みずほダイレクトで買った1万円未満の当せん金は、4〜6月分は7月末まで、7〜9月分は10月末まで、10〜12月分は翌年1月末まで、1〜3月分は4月末までにまとめて入金されます。すぐに入金されないからといって当たっていないとは限らないので、時期を見て口座の明細を確かめてください。
支払期限は1年。過ぎると受け取れない
ジャンボ宝くじなどの一般のくじは、支払開始日から1年以内に受け取る必要があります。ロト・ビンゴ5・ナンバーズは抽せん日の翌日から1年間、スクラッチは券面に書かれた期限までです。支払開始日はくじごとに決まっていて、たとえばハロウィンジャンボ2026(第1126回)は11月2日から支払いが始まります。
期限を過ぎた当せん金(時効当せん金)は、収益金と同じように全額が発売元の全国都道府県と20指定都市に納められ、公共事業などに使われます。本人に後から払われることはありません。宝くじ公式サイトには、ジャンボの1億円以上でまだ受け取られていない当せんの本数が載っていて、2026年9月30日時点では、支払期限が2026年11月3日の「ハロウィンジャンボ 第1076回」の1億円以上の当せんが1本残っていました。古いくじが手元にあれば、期限前に一度確かめておきましょう。
税金|当せん金に所得税はかからないが、分けるときは贈与税に注意
宝くじの当せん金には所得税がかかりません。当せん金付証票法の第13条で、当せん金品には所得税を課さないと定められているためです。受け取った金額がそのまま手元に入り、当せん金について確定申告をする必要もありません。
注意したいのは、受け取ったお金を家族などに分けるときです。個人から財産をもらうと贈与税の対象になり、暦年課税では1年間にもらった合計額から基礎控除の110万円を引いた残りに税金がかかります。合計が110万円以下なら贈与税はかからず申告も要りません。高額のお金を分ける予定があるときは、国税庁の案内を確かめるか、税務署や税理士に相談してから動くと安心です。
当せんを装った詐欺に注意
当せんの時期には、宝くじやみずほ銀行の名前を使った詐欺も出てきます。みずほ銀行は、当せん者にメールで当せんを知らせることは一切ないとしています。英文のメールでも同じです。宝くじの関係機関が電話や郵送で購入者に直接連絡することもありません。
- 「当せん金を受け取るには手数料が必要」→ 当せん金の支払いに対価を求めることはない
- 「時効になった当せん金を配当します」→ 時効当せん金が利用者に配られることはない
- 「ロト6の結果を事前に教えます」→ 抽せん結果が事前に分かることはない
- 「海外の宝くじを代わりに買います」→ 外国の宝くじを国内で買うことは法律で禁止されている
- 「販売権を売ります」→ 宝くじの販売権が売買されることはない
不審なメールのリンクは開かず、個人情報や口座番号、暗証番号は入力しないでください。家族、とくに親世代のスマホに届く詐欺の対策は、親のスマホの詐欺対策でまとめています。
よくある質問
Q. 3,000円が10枚当たりました。合計3万円でも売り場で受け取れますか?
受け取り先は合計ではなく1口あたりの金額で決まります。1口3,000円なら売り場で受け取れます。ただし一部の売り場は1万円以下だけの取り扱いなので、合計額が大きいときは売り場で確かめてください。
Q. 買った売り場以外でも受け取れますか?
公式の案内では「宝くじ売り場」で受け取れるとされていて、買った売り場に限るとは書かれていません。ただし売り場ごとに扱える金額が違うので、金額が大きいときは事前に確かめるのが確実です。
Q. 100万円を超えたら、その日のうちに受け取れますか?
みずほ銀行の本支店で手続きをしてから、受け取りまで1週間程度かかります。100万円超は印鑑、200万円超は印鑑と本人確認書類が必要です。
Q. ネットで買ったくじは何もしなくていいですか?
宝くじ公式サイト、銀行のインターネット販売、ATMで買った分は、登録した口座などへ自動で振り込まれます。入金の時期は買い方と金額で違うので、上の表を目安に口座の明細を確かめてください。
Q. 期限を1日でも過ぎたら受け取れませんか?
支払期限を過ぎた当せん金は受け取れません。時効当せん金は発売元の都道府県と指定都市に納められます。古いくじは回号を見て、早めに当せん番号と期限を確かめましょう。
Q. 「みずほ銀行」から当せんのメールが届きました。本物ですか?
みずほ銀行は、当せん者にメールで当せんを知らせることは一切ないとしています。英文のメールでも同じです。リンクは開かずに削除し、もし開いてしまっても、個人情報や口座番号、暗証番号は入力しないでください。
あわせて読みたい
参考情報・出典(2026年10月確認)
- 宝くじ公式サイト「当せん金のお受け取り」
- 宝くじ公式サイト「支払期限について」
- みずほ銀行「当せん金の受取方法」
- みずほ銀行「宝くじに関するご注意」
- みずほ銀行「ATM宝くじサービス」
- 衆議院「当せん金付証票法」(第13条)
- 国税庁「No.4402 贈与税がかかる場合」

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