〜暮らしの落書き帳〜

2027年用年賀状の発売日は11月2日|元日に届く差出期限は12月27日に繰り下げ

2027年用年賀はがきは11月2日発売、元日に届く差出期限は12月27日、印刷の早割は9月30日から順に締切という文字が入ったアイキャッチ。雪の残る路地に日本郵便の丸型赤ポストが立っている写真

日本郵便は2026年8月31日、2027(令和9)年用年賀はがきの発行概要を発表しました。発売は2026年11月2日(月)の9時から、販売は2027年1月15日(金)までです。

ただ、今回の発表で実際に動いたのは発売日ではありません。変わったのは年末の3つの日付で、「12月15日を過ぎたら出してよい」「元日に届けたいなら25日まで」という長年の目安が、どちらも繰り下がりました。そして年賀状の印刷の申し込みは、はがきが発売される11月2日よりずっと前、9月のうちにもう始まっています。早いところは9月30日で最初の割引期間が終わります。

あわせて読みたい:ふるさと納税で年内にやること|10月改定後の上限額の考え方と期限、楽天での探し方

変わったのは年末の3つの日付

日本郵便は今回の変更を「遅出し傾向への対応」と説明しています。年賀状を出す時期が年々遅くなっていることと、受け取ってから返信したいという需要に合わせたものです。

項目2026年用まで2027年用
年賀状の引受開始日12月15日2026年12月20日(日)
元日に届けるための差出日目安12月25日まで2026年12月27日(日)まで
年賀はがきの販売終了日1月10日頃2027年1月15日(金)

引受開始が遅くなっても、届くのが遅れるわけではありません。日本郵便は「これにより年賀状のお届けが遅れることはございません」と明記しています。

一方で、繰り下がったことで新しく気をつける点が生まれました。引受開始前、つまり2026年12月19日(土)以前に差し出した年賀状は、通常郵便の標準送達日数で年内に届いてしまいます。これまで12月15日以降なら年賀状として元日まで預かってもらえたので、去年と同じ感覚で12月16日や17日に投函すると、年内に相手の手元へ着くことになります。

なお、三が日のうち年賀状が配達されるのは元日と1月3日(日)です。1月3日は日曜日ですが、年賀郵便物と普通扱いの郵便物の配達を行うと発表されています。懸賞への応募など、元日まで預かってもらう必要がない用途で年賀はがきを使う場合は、料額印面の下にある「年賀」の文字を二重線などで消してから出します。

緑の牧草地に白と黒の羊の群れが並んで立っている。2027年の干支は未(ひつじ)
2027年の干支は未(ひつじ)。無地の年賀はがきは富士山と南天、インクジェット紙は羊毛フェルトを楽しむ羊が描かれる(写真はイメージ)

種類は8つ、基本は85円・寄付金付は90円

2027年用の券種と当初発行枚数は次のとおりです。売価はいずれもはがき1枚あたり(四面連刷は4枚つづり)の金額です。

種類当初発行枚数売価
無地8,290万枚85円
無地(くぼみ入り)5万枚85円
無地(四面連刷)2億344万枚340円
無地(インクジェット紙)2億5,175万枚85円
広告付(5種類)53万枚80円
オリジナル用(四面連刷)67万枚340円
寄付金付絵入り・全国版1,076万枚90円
寄付金付絵入り・地方版(23種類)583万枚90円
合計5億5,593万枚-

当初発行枚数は5.6億枚で、2026年用の7.5億枚に対して約74.3%です。1年で4分の1以上減った計算になります。

値段の差には理由があります。寄付金付絵入りの90円は、1枚につき5円を寄付金として預かる分です。2026年用では約1.1億円が集まり、社会福祉の増進や災害支援、地球環境の保全に取り組む団体へ配分されています。逆に広告付の80円は、企業などの広告が入るぶん1枚5円安くなっているもので、販売は一部の地域に限られます。くぼみ入りは、目の不自由な方が上下と表裏を区別しやすいよう、おもて面の左下に半円のくぼみが入ったものです。

四面連刷は主に印刷会社の大量印刷用で、2026年10月13日(火)から前売渡しが始まります。ただしこの期間は原則として購入者か納品先が印刷会社であることを確認したうえでの販売で、個人が買えるのは11月2日からです。差し出すときは必ず4枚に切り離す必要があり、つながったままでは郵便はがきとして引き受けてもらえません。

デザインは未(ひつじ)年にちなんだものです。無地は料額印面に冠雪した富士山と雪持ち南天、消印部分に三日月、くじ部分に早咲き桜を配して雪月花を表しています。インクジェット紙は羊が羊毛フェルトを楽しむ様子で、消印部分に毛玉とニードル、くじ部分に完成した羊の人形が描かれています。全券種がFSC認証紙を使っています。

麻布の上に置かれた、何も印刷されていない白いはがき大のカードの束
はがきの発売は11月2日だが、印刷の注文受付と割引はそれより前から動いている(写真はイメージ)

印刷の申し込みは9月から動いている

はがきの発売は11月2日ですが、印刷の注文受付と割引は、それより前から始まっています。2026年9月25日時点で確認できた各社の状況は次のとおりです。

サービス受付・割引の時期内容
郵便局のプリントサービス2026年9月1日(火)〜2027年1月15日(金)18時(Web)Webからの申し込みで印刷料金から最大30%割引
ラクスル早割は2026年9月30日まで印刷料金最大60%OFF、宛名印刷・投函代行は無料
グラフィック「超早割」は2026年9月11日〜10月31日受付分までお年玉付き年賀はがきの印刷料金が最大20%OFF
富士フイルム2026年10月21日より受付開始予定2027年用年賀状・寒中見舞い
しまうまプリント「2026年秋頃オープン予定」2027年用は受付前
郵便局のネットショップ(切手・はがきストア)2026年10月26日(月)〜2027年1月13日(水)年賀はがき本体の購入。10枚単位

郵便局のプリントサービスは、全国の郵便局の窓口でも9月1日から申し込みを受け付けています。年賀状印刷と喪中はがき印刷のカタログの取扱期間は9月1日から12月23日(水)まで、寒中見舞いはがき印刷は11月2日から2027年1月15日までです。ここで使える割引には、会員登録してログインして注文すると印刷料金が5%引き(年賀状・喪中はがき・寒中見舞いの販売期間中は10%引き)になる会員割引と、同じカートで2件以上注文すると印刷代金が5%引きになる複数割引があり、これに期間限定の早期割引が加わる形です。

ネットの印刷会社では、割引率がいちばん大きいのが受付開始の直後という組み立てが共通しています。ラクスルの早割は9月30日まで、グラフィックの超早割は10月31日受付分までで、どちらもはがきが発売される11月2日より前に締まります。グラフィックの場合、お年玉付き年賀はがき4部が通常1,600円に対して超早割で1,418円、100部が11,200円に対して10,730円(いずれも送料350円込み)という差です。

一方で、富士フイルムとしまうまプリントは2027年用の受付をまだ始めていません。9月時点で「どの会社も早割をやっている」わけではなく、会社によって2か月近くずれていると考えたほうが実態に合います。なお富士フイルムのサイトには早割キャンペーンのページが残っていますが、これは2026年用(2025年12月9日〜12月25日)のもので、すでに終了と表示されています。

投函代行を使うなら、その会社の日付が新しいか確認する

年末の日付が動いたことで、印刷会社側の案内が追いついていない例もあります。

グラフィックは「投函は12月20日以降に行います」と、新しい引受開始日に合わせた記載になっています。これに対してラクスルのよくある質問は「元旦に届くように年賀状を出したいなら、12月15日から25日までに投函してください」という記載のままで、2027年用の12月20日〜12月27日とずれています。

印刷だけ頼んで自分で投函するなら影響はありませんが、宛名印刷と投函代行をまとめて任せる場合は、締切が日本郵便の12月27日ではなく印刷会社の出荷スケジュールで決まります。ラクスルは投函代行を使う場合、元旦に届けるには12月26日までの受付日確定が必要としています。申し込み前に、その会社の年末スケジュールが今年の日付で書かれているかを見ておくと安全です。

今のうちにできること

はがきが発売される11月2日まで、まだ1か月以上あります。この時期にお金をかけずにできるのは次の4つです。

  1. 出す相手の数を数える。枚数が決まらないと、印刷会社の料金表はどの段も比べられません。ネット印刷の単価は部数で大きく変わるので、まず人数を数えるのがいちばん効きます。
  2. 早割の期限を1つだけメモする。全社を追う必要はありません。使う候補を1〜2社に絞り、その締切だけカレンダーに入れます。
  3. 種類を決める。自宅のプリンターで印刷するならインクジェット紙(85円)、寄付につながるものを選ぶなら寄付金付絵入り(90円)です。
  4. 投函日を先に決める。元日に届けたいなら12月27日まで、混雑を避けるなら引受開始の12月20日から24日ごろが目安です。12月19日以前に出すと年内に届いてしまう点に注意します。

「年賀状じまい」を意識した商品も増えた

日本郵便は今回のキャッチコピーを「今年も出しとこ、年賀状。」としています。発行枚数が前年の4分の3に減るなかで、書く手間や続けにくさを埋める商品を並べたのが今年の特徴です。

  • お手軽年賀はがき:人気キャラクターや干支の絵柄、あいさつ文まで印刷済みで、一言添えるだけで出せるはがき。今年度はディズニーの絵柄が増えます
  • 推し活年賀:全国のご当地キャラクターなどの年賀状送付先やリンク先を「郵便年賀.jp」に掲載します
  • 新しいテンプレート:ビジネス向けの「名刺年賀」、子ども向けの「ぬりえ年賀」、方言であいさつする「方言年賀」など
  • “年賀状じまいしません”デザイン:年賀状を続ける人向けのスタンプやテンプレート
  • 受験生応援年賀キット:大井川鐵道の「合格駅」「門出駅」にちなんだ絵馬風デザインのはがきと、アクリルお守り、合格駅の入場券などのセット
  • Google Gemini を活用した年賀状:Googleが提供するGeminiを使った施策を展開予定

特設サイト「郵便年賀.jp」と、スマホアプリ・Web版の「はがきデザインキット」は、どちらも11月2日に公開されます。アプリで作ったデザインはセブン‐イレブンのマルチコピー機からも出力できます。

お年玉の抽せんは2027年1月25日

お年玉賞品の等級と当せん本数も発表されています。抽せん日は2027年1月25日(月)、賞品の引換期間は1月26日(火)から7月26日(月)までです。

等級内容当せんの割合当せん本数
1等現金30万円100万本に1本559本
2等賞品カタログギフト10万本に1本5,598本
3等お年玉切手シート100本に3本16,794,780本

この本数は、年賀はがきの当初発行枚数と寄付金付年賀切手の発行枚数の合計5億5,982万6,000枚から算出したものです。総発行枚数にもとづく本数は別途知らせるとされているので、追加発行があれば増えます。引き換えのときは、当たったはがきや切手のくじ番号部分を切り取らずに郵便局へ持っていきます。1等の現金30万円は現金書留で送られます。

年賀郵便切手も同じ11月2日に発行されます。年賀85円(シール式)、年賀110円、寄付金付お年玉付年賀85円、同110円の4種類で、寄付金付は1枚につき3円が寄付金です。販売期間は11月2日9時から2027年1月15日までです。

喪中はがき・書き損じ・余った年賀はがきの扱い

年賀状の準備では、日付のほかに「喪中の連絡」「書き損じ」「使わなかった年賀はがき」の扱いも気になります。ここでは、日本郵便の公式ページで確かめられた範囲をまとめます。内容は2026年9月30日に確認したものです。

喪中はがきは、相手が年賀状を準備する前に届くように

日本郵便の「郵便局のプリントサービス」の解説ページでは、喪中はがきは11月下旬から12月上旬までに、先方に届くように発送するのが望ましいと案内しています。相手が年賀状の準備を始める前に届くことが大切、という考え方です。

12月上旬に間に合わない場合や、12月に不幸があった場合は、寒中見舞いで知らせる方法が紹介されています。寒中見舞いを出す時期は、松の内(通常1月7日まで)が明けてから、立春(2月4日ごろ)までが目安とされています。

喪中で使えなくなった年賀はがきは、無料で交換できる

日本郵便の「書き損じはがき・切手の交換」のページによると、近親者の不幸による服喪で使えなくなったお年玉付き年賀はがきは、無料で普通切手などと交換できます。無料交換の期間は、その年賀はがきの販売開始日から販売期間の終了日までです。

2027年用の年賀はがきの場合、日本郵便の発表資料(2026年8月31日)では、販売期間は2026年11月2日から2027年1月15日までとされています。交換は簡易郵便局を除くすべての郵便局の窓口で受け付けています。窓口で服喪であることを伝え、備え付けの請求書に住所・氏名と、亡くなった方との続柄などを書きます。

書き損じや余りは、手数料を払って交換する

書き損じたはがきや、使わなくなった切手・はがきは、所定の手数料を払うと別の切手やはがきに交換できます。ただし、料金を表す部分(料額印面)が汚れていたり、傷んでいたりすると無効になり、交換できません。書き損じた年賀はがきは、捨てずに保管しておくと交換に使えます。

日本郵便の料金表(手数料)に載っている交換手数料は次のとおりです。1回の交換で、無料交換分を除いた枚数の合計が100枚以上になると、1枚あたりの手数料が上がります。

交換に出すもの99枚まで(1枚につき)100枚以上(1枚につき)
郵便切手・通常はがき6円13円
往復はがき・郵便書簡12円26円
レターパック封筒・スマートレター封筒55円78円
10円未満の切手・通常はがき合計額の半額13円

年賀はがきに替えられるのは「今年度用」を「販売期間中」に

交換で受け取れるものには決まりがあります。日本郵便の交換表では、特殊切手はどの場合も受け取れません。また、年賀はがき(くじ引番号付き郵便はがき)を受け取れるのは、今年度発行の年賀はがきを、その販売期間中に交換に出したときだけです。

交換に出すもの普通切手・通常はがきに年賀はがきに
2027年用の年賀はがき(販売期間中)交換できる交換できる
2027年用の年賀はがき(販売期間後)交換できる交換できない
前の年以前の年賀はがき交換できる交換できない
普通切手・通常はがき交換できる交換できない

たとえば、1月16日以降に余った2027年用の年賀はがきは、普通切手や通常はがきには替えられますが、年賀はがきには替えられません。年賀状を書き足す可能性があるなら、書き損じの交換は1月15日までに済ませておくと手間が減ります。

準備の前に確認したいこと

  • 今年、喪中はがきを出す必要があるか(出すなら11月下旬〜12月上旬に届くように)
  • すでに買った年賀はがきが、服喪で使えなくなっていないか(無料交換は2027年1月15日まで)
  • 書き損じた年賀はがきを捨てずに取ってあるか
  • 料額印面(料金を表す部分)が汚れていないか
  • 交換は簡易郵便局では受け付けていないこと

よくある質問

Q.喪中はがきは、いつごろ出せばよいですか?

日本郵便の「郵便局のプリントサービス」の解説では、11月下旬から12月上旬までに相手に届くように出すのが望ましいとしています。相手が年賀状の準備を始める前に届くことが目安です。間に合わない場合は、松の内が明けてから立春までに寒中見舞いを出す方法が紹介されています。

Q.年賀はがきを買ったあとで喪中になりました。どうすればよいですか?

近親者の不幸による服喪で使えなくなったお年玉付き年賀はがきは、販売期間の終了日まで、無料で普通切手などに交換できます。2027年用の販売期間は2027年1月15日までです。簡易郵便局を除く郵便局の窓口で、服喪であることを伝えて手続きします。

Q.書き損じた年賀はがきを、新しい年賀はがきに替えられますか?

今年度発行の年賀はがきを販売期間中に交換に出す場合は、年賀はがきに替えられます。手数料は料金表に載っている額がかかります。販売期間が終わったあとや、前の年以前の年賀はがきは、普通切手や通常はがきなどへの交換になります。

Q.切手を貼ったはがきや、汚れた年賀はがきも交換できますか?

日本郵便の案内では、汚れたり傷んだりした切手や料額印面は無効とされ、交換できません。料額印面は、はがきの料金を表す部分です。宛名を書き損じただけで料額印面がきれいなら、交換の対象になります。判断に迷うときは、郵便局の窓口で確かめてください。

関連して読みたい記事

出典

⚡ いま読まれているトレンド

→ トレンド記事をもっと見る
タイトルとURLをコピーしました