〜暮らしの落書き帳〜

ディズニーチケット上限が10月10日から12,400円|安い日の探し方

青空を背景にそびえる、赤・黄・黒のゴンドラが並んだ遊園地の観覧車

東京ディズニーリゾートの1デーパスポートに、大人11,900円と12,400円という新しい価格帯が加わりました。これまでの上限は10,900円だったので、いちばん高い日で1,500円の引き上げです。

ただ、これを「10月10日から入園料が1,500円上がる」と読むと、実際のチケット価格とはかなりずれます。東京ディズニーリゾートは2021年から変動価格制で、日によって値段が違うためです。公式サイトの価格カレンダーを1日ずつ確認すると、新価格が付いているのは10月10日(土)と11日(日)で、その翌日の10月12日(月・スポーツの日)は従来どおり10,900円でした。

この記事では、公式サイトで実際に確認できた日別価格をもとに、何がどれだけ上がったのか、いつ行けば安いのか、どこを見て判断すればいいのかを整理します。

なお、以下の価格は公式サイトのパークチケットページで2026年9月7日22時35分時点に表示されていた内容です。公式サイトには「チケットの価格は予告なく変更になる場合があります」という注記があり、実際に購入する日付の価格は必ず公式サイトで確認してください。

10月10日・11日に何が起きたのか

オリエンタルランドは2026年7月13日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのチケット上限価格を10月から引き上げると発表しました。1デーパスポート大人の上限は10,900円から12,400円になります。

公式サイトの価格カレンダーで日別に見ると、新しい価格帯が初めて登場するのは10月10日です。

入園日大人(18才以上)中人(12〜17才)小人(4〜11才)
10月9日(金)10,900円9,000円5,600円
10月10日(土)11,900円9,800円5,900円
10月11日(日)12,400円10,200円5,900円
10月12日(月・祝)10,900円9,000円5,600円
10月13日(火)10,900円9,000円5,600円

3連休のうち、値上がりしたのは土曜と日曜の2日だけで、祝日である月曜は従来の上限価格のままでした。小人も5,600円から5,900円へ300円上がっていますが、これも10日・11日の2日間だけです。

東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、確認できた範囲のすべての日で同じ価格でした。どちらのパークを選んでも値段は変わりません。

上限が上がっただけで、全体が上がったわけではない

今回の変更は「全日の値段を1,500円上げる」ものではなく、「いちばん混む日に使う価格帯を新しく2つ作る」ものです。2026年9月8日から10月13日までの1デーパスポート大人の価格は、次の5種類しかありませんでした。

  • 9,400円(平日のうち比較的すいている日)
  • 9,900円(多くの平日と一部の週末)
  • 10,900円(連休や多くの土日)
  • 11,900円(10月10日)
  • 12,400円(10月11日)

公式サイトは販売中の期間の最低価格として大人8,900円と表示していたので、10月14日以降の日付には8,900円の日もあることになります。つまり、確認できただけでも8,900円から12,400円まで、同じ1デーパスポートで3,500円の幅があります。

この幅の大きさが、今回の値上げの実際の意味です。上限の12,400円だけを見て「高くなった」と判断するより、自分が行ける日がどの価格帯なのかを見るほうが、金額としては大きく効きます。

曇り空の下、装飾された木製ゴンドラが2つ連なって下がっている観覧車
写真はイメージです(Pexels)

価格は「買った日」ではなく「入園する日」で決まる

変動価格制でよく誤解されるのが、値上げ前に買えば安く済むのではないか、という点です。東京ディズニーリゾートのチケット価格は購入日ではなく入園日で決まるため、9月中に買っても10月11日に入園するチケットは12,400円です。

チケットは2カ月先の同じ日の分を毎日14時から販売しています。9月20日の時点では、11月20日ごろまでの日付がすでに販売対象です。10月10日・11日のチケットも、7月13日の発表を受けて、8月10日・11日の発売時点からすでに新価格で売られていたことになります。

「値上げ前に駆け込む」という買い方は、この仕組みでは成立しません。

上限は5年半で3,700円上がった

東京ディズニーリゾートが変動価格制を導入したのは2021年3月20日入園分からです。当時の1デーパスポート大人は8,200円の一本値で、導入後は8,200円から8,700円の範囲になりました。

その後、2023年10月1日入園分から価格帯の幅が広がり、大人は7,900円から10,900円になっています。それまでの上限は9,400円でした。

  • 2021年3月20日〜:8,200〜8,700円
  • 2023年10月1日〜:7,900〜10,900円
  • 2026年10月10日〜:上限12,400円(新価格帯11,900円・12,400円を追加)

上限だけを追うと、約5年半で8,700円から12,400円へ3,700円、率にして約43%上がった計算になります。

注目したいのは、2023年の改定でも下限は7,900円のまま据え置かれ、動いたのは上限(9,400円→10,900円)だけだったことです。今回も同じく、既存の価格帯を残したまま上に2つ足す形でした。値上げのたびに、混む日とすいている日の差が広がる方向に進んでいることになります。

値上げの背景にあるオリエンタルランドの数字

オリエンタルランドは今回の値上げについて、パークの体験価値が高まっていること、人件費や管理費のコストを価格に反映していることを理由として説明しています。

同社が公開している決算説明会資料を見ると、来園者1人がパーク内で使う金額は着実に上がっています。ゲスト1人当たり売上高(通期)は、2021年3月期の13,642円から2025年3月期には17,833円になりました。4年で4,191円、約31%の増加です。2025年3月期の内訳は、アトラクション・ショー収入が9,386円、商品販売収入が5,084円、飲食販売収入が3,362円でした。

入園者数のほうは頭打ちに近く、2024年3月期が2,751万人、2025年3月期が2,756万人とほぼ横ばいです。入園者数が伸びにくい以上、売上を伸ばす手段は1人当たりの単価を上げることになります。

それでも利益は楽ではありません。2027年3月期の業績予想は、売上高が前期比3%増の7,243億円である一方、営業利益は5%減の1,607億円、純利益は7%減の1,137億円で、修繕工事などのコスト増が見込まれています。値上げは、増えるコストを吸収するための施策という位置づけです。

真下から見上げた大きな観覧車の鉄骨と、青空に広がる放射状のフレーム
写真はイメージです(Pexels)

安い日を探すときに見るところ

日によって3,500円以上の差が出るので、日程に融通がきくなら確認する価値があります。実際の手順は次のとおりです。

  1. 公式サイトの「パークチケット」ページを開き、「日付から探す」のカレンダーを表示する。
  2. 月を切り替えると、日付の下に1デーパスポート大人の価格がそのまま出る。中人・小人の価格は、日付をクリックすると確認できる。
  3. 行ける候補日をいくつか比べ、価格帯が変わる境目を探す。

カレンダーを見ると、境目は分かりやすいところにあります。たとえば10月1日・2日(木・金)は9,900円ですが、10月3日(土)からは10,900円です。金曜と土曜で1,000円違います。9月も、9月11日(金)までが9,400円で、9月12日(土)からは9,900円という区切りでした。

家族4人(大人2人・小人2人)で計算すると、差はさらに開きます。

  • 10月11日(日):12,400円×2+5,900円×2=36,600円
  • 10月12日(月・祝):10,900円×2+5,600円×2=33,000円
  • 9月10日(木)相当の9,400円の日:9,400円×2+5,600円×2=30,000円

同じ1デーパスポートでも、日を選ぶだけで6,600円変わります。ただし安い日は平日に集中するため、学校や仕事の都合と引き換えになる点は動かせません。

時間指定券も、同じ2日間だけ値上がりしている

もう1つ、カレンダーを日別に見ないと気づきにくいことがあります。値上がりしたのは1日券だけではありません。

休日の15時から入園できるアフター3パスポート(休日限定)は、確認できた範囲ではこの2日間を除いてすべて大人8,700円でしたが、10月10日は9,500円、10月11日は9,900円でした。同じ3連休でも、10月12日(月・祝)は8,700円のままです。短時間だけ安く入るという方法も、この2日間については割高になります。

なお、10月10日・11日に販売されていた券種は、1デーパスポート、1デーパスポート(障がいのある方向け)、アフター3パスポート(休日限定)の3つでした。ただしこれは値上げのためではありません。10月3日・4日や10月12日など、確認できた範囲の他の休日もまったく同じ3券種です。平日17時から入園できるアフター5パスポートは平日限定なので、土日祝にはもともと販売されません。大学生などが対象のカレッジパスポート(期間限定)は、確認できた範囲では9月30日までで、10月の日付にはどの日も出ていませんでした。

逆に平日を選べる人にとっては、アフター5パスポート(平日限定、確認できた範囲では大人6,000円と6,600円)が効きます。6,000円の日なら、同じ週の1デーパスポート(9,900円)と比べて3,900円安く、選択肢として大きいといえます。

券種ごとの価格の幅(公式サイトの表示)

1デーパスポート以外にも券種があります。公式サイトが「販売中の期間の最低価格」として表示していた金額は次のとおりです。いずれも変動価格制で、日によって上がります。

券種大人中人小人
1デーパスポート8,900円〜7,400円〜5,300円〜
1デーパスポート(障がいのある方向け)7,100円〜5,900円〜4,200円〜
アフター3パスポート(休日限定・15時から)7,400円〜6,200円〜4,400円〜
アフター5パスポート(平日限定・17時から)5,700円〜4,900円〜3,800円
カレッジパスポート(期間限定)7,800円〜--
1デーパークホッパーパスポート(期間限定)16,100円〜13,300円〜9,600円

1デーパークホッパーパスポートは、11時から2つのパークを行き来できる券種です。1デーパスポートのおよそ1.8倍で、今回の上限引き上げよりも券種の選び方のほうが金額を大きく動かすことが分かります。

なお、アフター3パスポートとアフター5パスポートは、すべての日に販売されているわけではありません。カレンダーで日付ごとに確認する必要があります。

10月から上がるのはチケットだけではない

2026年10月は、他にも家計に効く改定が重なります。ディズニーの予算を決めるときは、同じ月の他の支出と合わせて見ておくと判断しやすくなります。

確認できなかったこと

この記事の価格は、公式サイトの2026年9月7日時点の表示にもとづいています。執筆時点で公式サイトへ直接アクセスできなかったため、10月14日以降の日別価格と、11月以降に11,900円・12,400円がどの日に設定されているかは確認できていません。

また、2023年の改定時に設定されていた7,900円・8,400円という下の価格帯が現在も使われているかどうかも、確認した期間の表示からは判断できませんでした。販売中の期間の最低価格は大人8,900円と表示されていました。

年間パスポートの再販や、今回の改定にともなう他の券種の変更については、今回は確認していません。

よくある質問

9月中に買えば安くなりますか。

なりません。価格は購入日ではなく入園日で決まります。10月11日に入園するチケットは、いつ買っても12,400円です。

東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで値段は違いますか。

確認できた2026年9月8日から10月13日までのすべての日で、両パークの1デーパスポートは同じ価格でした。

子ども料金も上がったのですか。

小人(4〜11才)は5,600円から5,900円へ300円上がりましたが、これは新しい価格帯が設定された10月10日・11日の場合です。従来の価格帯の日は5,600円のままでした。なお3才以下は無料です。

いちばん安く行くにはどうすればいいですか。

日程を動かせるなら、公式カレンダーで価格帯の境目を探し、金曜以前の平日を選ぶのが確実です。時間が限られてよければ、平日17時から入園できるアフター5パスポートが最も安い選択肢で、確認できた範囲では大人6,000円と6,600円でした(公式サイトの最低価格表示は5,700円)。ただし販売される日は限られます。

まとめ

  • 1デーパスポート大人の上限は10,900円から12,400円になり、新価格帯(11,900円・12,400円)が最初に適用されたのは2026年10月10日・11日の入園分です。
  • 全日が一律に上がったわけではなく、10月12日(月・祝)以降は従来の10,900円に戻っていました。上がったのは上限であって、全体ではありません。
  • 価格は入園日で決まるため、値上げ前に買っておくという方法は使えません。
  • 確認できた範囲でも大人8,900円から12,400円まで3,500円の幅があり、日を選べるかどうかのほうが金額への影響は大きくなります。
  • 値上がりしたのは1日券だけではなく、休日15時から入園できるアフター3パスポートも、同じ10月10日・11日だけ8,700円から9,500円・9,900円へ上がっていました。
  • 実際に行く日の価格は、公式サイトのカレンダーで必ず確認してください。予告なく変更される場合があります。

参考情報・出典

⚡ いま読まれているトレンド

→ トレンド記事をもっと見る
タイトルとURLをコピーしました