Chrome・Edgeの複数プロファイルをPC移行前に確認する方法

PC環境

PPCを買い替えるとき、Google ChromeやMicrosoft Edgeのブックマークだけを確認して安心してしまうと、別のプロファイルに保存していたデータを見落とすことがあります。

Chrome・Edgeでは、仕事用・個人用・学校用など複数のブラウザープロファイルを作成し、それぞれ別のブックマーク、パスワード、拡張機能、履歴などを管理できます。

そのためPC移行では、「普段使っている1つのプロファイル」だけではなく、旧PCに存在するすべてのプロファイルを確認することが重要です。

この記事では、Chrome・Edgeで複数プロファイルを使っている場合に、PC買い替え前に確認しておきたい項目とバックアップ方法を解説します。

  1. 結論|PC移行前にすべてのプロファイルを一覧化する
  2. Chrome・Edgeの「プロファイル」とは?
  3. Chromeに何個のプロファイルがあるか確認する
  4. Chromeの各プロファイルにログインしているGoogleアカウントを確認する
  5. Chromeで保存されているデータを確認する
  6. Chromeでアカウント未設定のプロファイルがないか確認する
  7. Chromeのブックマークをプロファイルごとにバックアップする
  8. Chromeのパスワードもプロファイルごとに確認する
  9. Chromeの拡張機能を確認する
  10. Edgeに何個のプロファイルがあるか確認する
  11. Edgeの各プロファイルでMicrosoftアカウントを確認する
  12. Edgeの同期設定をプロファイルごとに確認する
  13. Edgeでサインインしていないプロファイルに注意する
  14. Edgeのお気に入りも別途バックアップしておく
  15. Edgeのパスワードを確認する
  16. 仕事・学校用プロファイルは特に慎重に確認する
  17. ブラウザーにログインできてもWebサービスへ再ログインが必要な場合がある
  18. 新PCでプロファイルを1つずつ復元する
    1. Chromeの場合
    2. Edgeの場合
  19. 新PCでプロファイルごとに確認する項目
  20. 同じGoogle・Microsoftアカウントを複数プロファイルへ設定しないよう注意する
  21. 不要なプロファイルは移行後に整理する
  22. 新PCで確認するまで旧PCを初期化しない
  23. Chrome・Edge複数プロファイル移行前チェックリスト
  24. まとめ|複数プロファイルは「1つずつ」確認して移行する
  25. 参考情報

結論|PC移行前にすべてのプロファイルを一覧化する

Chrome・Edgeで複数プロファイルを使っている場合は、まず旧PCに存在するプロファイルをすべて確認しましょう。

  1. Chrome・Edgeに何個のプロファイルがあるか確認する
  2. 各プロファイルに紐づくGoogle・Microsoftアカウントを確認する
  3. 同期が有効になっているか確認する
  4. ブックマーク・パスワード・拡張機能などの同期対象を確認する
  5. アカウント未設定のローカルプロファイルがないか確認する
  6. 重要なブックマークはHTMLでもバックアップする
  7. 必要に応じてパスワードを別途確認する
  8. 新PCですべてのプロファイルを復元できるまで旧PCを初期化しない

特に注意したいのが、アカウントへログインしていないプロファイルです。

同期されていないデータは、新しいPCで同じブラウザーをインストールしただけでは自動的に戻らない可能性があります。

Chrome・Edgeの「プロファイル」とは?

ブラウザーのプロファイルは、同じChrome・Edgeの中で利用環境を分けるための機能です。

たとえば、1台のPCに次のようなプロファイルを作れます。

  • 個人用
  • 仕事用
  • 大学・学校用
  • 副業用
  • 家族用

プロファイルを分けることで、それぞれ異なるブックマークやアカウント環境を維持できます。

項目ChromeEdge
複数プロファイル対応対応
ブックマーク/お気に入りプロファイルごとに分離プロファイルごとに分離
パスワードプロファイルごとに管理プロファイルごとに管理
拡張機能プロファイルごとに管理プロファイルごとに管理
アカウント同期GoogleアカウントMicrosoftアカウント

Chromeに何個のプロファイルがあるか確認する

まず旧PCのChromeに存在するプロファイルを確認します。

  1. Google Chromeを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンをクリックする
  3. 「Chromeプロファイルを管理」を開く
  4. 表示されるプロファイルをすべて確認する

ここに「個人」「仕事」「Profile 1」など複数表示されている場合、それぞれ別のブラウザー環境です。

プロファイルごとに一度開き、どの用途で使っていたものなのか確認しておきましょう。

分かりにくい名前になっている場合は、移行前に「個人用」「仕事用」など用途が分かる名前へ変更しておくと、新PCで復元するときに間違えにくくなります。

Chromeの各プロファイルにログインしているGoogleアカウントを確認する

次に、各ChromeプロファイルでどのGoogleアカウントを使っているか確認します。

Chromeでは、Googleアカウントでログインすると、ブックマーク、パスワード、拡張機能、設定などをGoogleアカウントに保存し、別の端末から利用できます。

各プロファイルを開いて、右上のプロフィールアイコンから登録されているメールアドレスを確認してください。

プロファイルGoogleアカウント同期確認
個人用○○○@gmail.com未確認
仕事用○○○@company.example未確認
学校用○○○@school.example未確認

このようにメモしておくと、プロファイルの移行漏れを防ぎやすくなります。

Chromeで保存されているデータを確認する

Chromeにログインすると、設定に応じて次のような情報をGoogleアカウントで利用できます。

  • ブックマーク
  • リーディングリスト
  • パスワード
  • 支払い情報
  • 住所・電話番号などの自動入力情報
  • 拡張機能
  • ウェブアプリ
  • Chromeの設定

履歴や開いているタブについても、設定によってGoogleアカウントへ保存できます。

重要なのは、プロファイルが存在する=すべてのデータが同期済みという意味ではない点です。

各プロファイルで同期・保存設定を確認しましょう。

Chromeでアカウント未設定のプロファイルがないか確認する

Chromeでは、Googleアカウントを使わずにプロファイルを利用している場合があります。

このようなプロファイルでは、ブックマークなどが旧PC内にだけ存在している可能性があります。

特に、次のようなプロファイルには注意してください。

  • プロフィール画像にGoogleアカウントが表示されない
  • 昔作ったまま使っている
  • 「Profile 1」「Profile 2」などの名前になっている
  • 一時的な用途で作った
  • 仕事専用としてログインせず使っていた

必要なデータが入っている場合は、最低でもブックマークをHTML形式でバックアップしておきましょう。

Chromeのブックマークをプロファイルごとにバックアップする

アカウント同期を利用している場合でも、重要なブックマークが多いプロファイルはHTML形式でもバックアップしておくと安心です。

Chromeでは次の手順でブックマークを書き出せます。

  1. バックアップするChromeプロファイルを開く
  2. 右上の「︙」をクリックする
  3. 「ブックマークとリスト」を開く
  4. 「ブックマーク マネージャ」を開く
  5. ブックマーク管理画面の「︙」を開く
  6. 「ブックマークをエクスポート」を選択する
  7. HTMLファイルを保存する

複数プロファイルがある場合は、ファイル名を分けておきましょう。

chrome_bookmarks_personal.html
chrome_bookmarks_work.html
chrome_bookmarks_school.html

どのファイルがどのプロファイルのものか分からなくなるのを防げます。

Chromeのパスワードもプロファイルごとに確認する

Chromeで保存したパスワードを利用している場合は、各プロファイルのGoogleパスワードマネージャーも確認しておきましょう。

Googleアカウントへ保存されていれば、新PCでも同じアカウントでChromeへログインすることで利用できます。

どうしても別ファイルとしてバックアップする必要がある場合は、GoogleパスワードマネージャーからCSV形式でエクスポートできます。

注意:CSVへ書き出したパスワードは、ファイルを開ける人からパスワードを確認できる状態になります。必要がなければ安易にエクスポートしない方が安全です。

CSVを使用した場合は、新PCへの移行確認後にファイルを削除してください。

Chromeの拡張機能を確認する

Chromeでは拡張機能もGoogleアカウントに保存して別端末で利用できます。

ただし、拡張機能そのものが復元されても、各拡張機能内の設定・ログイン情報・独自データまで必ず同じ状態に戻るとは限りません。

特に仕事で使う重要な拡張機能は、移行前に名称を確認しておきましょう。

  • パスワード管理ツール
  • 広告ブロック
  • スクリーンショットツール
  • 翻訳ツール
  • 開発者向けツール
  • 業務システム専用拡張機能

Edgeに何個のプロファイルがあるか確認する

Microsoft EdgeでもChromeと同様に、複数のプロファイルを作成できます。

個人用と仕事用のMicrosoftアカウントを別々のプロファイルとして使っている人は特に注意してください。

  1. Microsoft Edgeを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンを選択する
  3. プロファイル設定を開く
  4. 登録されているプロファイルをすべて確認する

Edgeでは、プロファイルごとにブックマーク、お気に入り、拡張機能、テーマ、各種設定などを分けて利用できます。

Edgeの各プロファイルでMicrosoftアカウントを確認する

各Edgeプロファイルを開き、どのMicrosoftアカウントでサインインしているか確認します。

個人用Microsoftアカウントと、会社・学校のアカウントが混在している場合は特に注意しましょう。

Edgeプロファイル用途アカウント同期
Personal個人Microsoftアカウント確認
Work会社職場アカウント確認
Profile 3不明サインインなし要確認

用途が分からないプロファイルは削除せず、まず内容を開いて確認してください。

Edgeの同期設定をプロファイルごとに確認する

Edgeでは、Microsoftアカウントへサインインして同期を有効にすると、お気に入り、パスワード、住所、閲覧履歴、拡張機能などを複数端末で利用できます。

確認する場合は、対象のプロファイルを選択した状態で設定を開きます。

  1. Edgeを開く
  2. 「…」をクリックする
  3. 「設定」を開く
  4. 「プロファイル」から確認するプロファイルを選ぶ
  5. 「同期」を開く
  6. 各データの同期状態を確認する

プロファイルごとに確認することが重要です。

1つ目のプロファイルで同期が有効でも、2つ目・3つ目のプロファイルまで同じ設定になっているとは限りません。

Edgeでサインインしていないプロファイルに注意する

EdgeもMicrosoftアカウントへサインインせずにプロファイルを利用できます。

この場合、旧PCで使用していたデータがオンライン同期されていない可能性があります。

次のデータを個別に確認してください。

  • お気に入り
  • 保存パスワード
  • 拡張機能
  • 自動入力情報
  • 閲覧履歴
  • 各種設定

必要なデータがある場合は、移行方法を準備してから旧PCを初期化します。

Edgeのお気に入りも別途バックアップしておく

Edgeのお気に入りも、重要なプロファイルについてはHTML形式のバックアップを用意しておくと安心です。

新PCでは、Edgeの「ブラウザーデータのインポート」からHTML形式のブックマークを読み込めます。

複数のプロファイルがあるなら、Chromeと同様にプロファイル名をファイル名へ入れて管理すると分かりやすくなります。

Edgeのパスワードを確認する

Edgeに保存しているパスワードも各プロファイルで確認しておきます。

同期している場合は新PCで同じMicrosoftアカウントを利用する方法が基本です。

Edgeでは保存したパスワードをCSVへエクスポートすることもできますが、MicrosoftもCSV内のパスワードは保護されず、ファイルを見られる人が内容を確認できると注意しています。

そのため、通常は同期を優先し、CSVバックアップは必要な場合だけ利用する方が安全です。

仕事・学校用プロファイルは特に慎重に確認する

ChromeやEdgeの仕事・学校用プロファイルでは、組織の管理設定が適用されている場合があります。

そのため、個人用プロファイルと同じ方法ですべてのデータを移せるとは限りません。

特に次の項目を確認しておきましょう。

  • 会社・学校アカウントへ新PCからログインできるか
  • 二段階認証を利用できるか
  • 組織専用の拡張機能があるか
  • 社内サイトのブックマークがあるか
  • 組織ポリシーで同期が制限されていないか
  • 会社から指定されたPC移行手順がないか

会社管理PCの場合は、自己判断でプロファイルデータを外部ストレージへコピーせず、組織のルールも確認してください。

ブラウザーにログインできてもWebサービスへ再ログインが必要な場合がある

ブラウザーのプロファイルを新PCへ復元しても、すべてのWebサイトでログイン済みの状態まで完全に再現されるとは考えない方が安全です。

新PCでは、Google、Microsoft、通販サイト、SNS、銀行、各種Webサービスなどで再ログインや二段階認証を求められる場合があります。

PC移行前に、重要サービスへログインするためのパスワードや認証方法を確認しておきましょう。

新PCでプロファイルを1つずつ復元する

新PCへChrome・Edgeをインストールしたら、旧PCで確認した一覧を見ながらプロファイルを1つずつ復元します。

Chromeの場合

  1. Chromeをインストールする
  2. プロファイルを追加する
  3. 旧PCで確認したGoogleアカウントへログインする
  4. 必要なデータが表示されるか確認する
  5. 次のプロファイルを追加する

Edgeの場合

  1. Edgeを開く
  2. プロファイルを追加する
  3. Microsoftアカウントまたは職場・学校アカウントへサインインする
  4. 同期を有効にする
  5. お気に入り・パスワードなどを確認する
  6. 残りのプロファイルも同様に復元する

新PCでプロファイルごとに確認する項目

新PCでプロファイルを作成したら、アカウント名が表示されたことだけで移行完了にしないようにしましょう。

  • ブックマーク/お気に入りが揃っている
  • ブックマークフォルダーが残っている
  • 保存パスワードが確認できる
  • 必要な拡張機能が入っている
  • 仕事用サイトへアクセスできる
  • 自動入力情報が必要なら確認した
  • 履歴・タブが必要なら確認した
  • ブラウザー設定を確認した
  • 各Webサービスへログインできる

同じGoogle・Microsoftアカウントを複数プロファイルへ設定しないよう注意する

新PCでプロファイルを復元している途中に、どのアカウントをどのプロファイルで使っていたか分からなくなることがあります。

誤って別のプロファイルへ同じアカウントを設定すると、仕事用と個人用の環境を混同する原因になります。

旧PC側で、

  • プロファイル名
  • ブラウザー
  • メールアドレス
  • 用途

を一覧にしてから移行すると分かりやすくなります。

不要なプロファイルは移行後に整理する

何年も同じPCを使っていると、すでに使っていないプロファイルが残っている場合があります。

ただし、旧PC側でいきなり削除するのはおすすめできません。

Chromeでは、プロファイルを削除すると、そのプロファイルに保存されているブックマーク、履歴、パスワードなどのローカルデータもPCから削除されます。

まず内容を確認し、必要なデータを移行したあとで不要なプロファイルを整理しましょう。

新PCで確認するまで旧PCを初期化しない

複数プロファイルを使っている場合、最も重要なのがすべてのプロファイルを新PCで確認するまで旧PCを初期化しないことです。

個人用プロファイルが正常に移行できても、仕事用のブックマークだけ旧PCに残っていたというケースも考えられます。

旧PCを初期化する前に、Chrome・Edgeのプロファイルを一つずつ開き、新PC側と比較しましょう。

Chrome・Edge複数プロファイル移行前チェックリスト

  • □ Chromeにある全プロファイルを確認した
  • □ Edgeにある全プロファイルを確認した
  • □ 各プロファイルの用途を確認した
  • □ 各プロファイルのメールアドレスを記録した
  • □ ChromeのGoogleアカウントを確認した
  • □ EdgeのMicrosoftアカウントを確認した
  • □ 各プロファイルの同期状態を確認した
  • □ 同期されているデータ種類を確認した
  • □ アカウント未設定のプロファイルを確認した
  • □ 重要なブックマークをHTMLでも保存した
  • □ 保存パスワードを確認した
  • □ 必要な拡張機能を確認した
  • □ 仕事・学校アカウントへ再ログインできる
  • □ 二段階認証を利用できる
  • □ 新PCで全プロファイルを復元した
  • □ ブックマーク・パスワード・拡張機能を確認した
  • □ すべて確認するまで旧PCを初期化しない

まとめ|複数プロファイルは「1つずつ」確認して移行する

Chrome・Edgeでは、個人用・仕事用など複数のプロファイルにブラウザーデータを分けて保存できます。

PC買い替え時に重要なのは、普段使っているプロファイルだけではなく、旧PCに存在するすべてのプロファイルを確認することです。

Google・Microsoftアカウントへサインインして同期していれば、新PCで同じアカウントを設定することで多くのデータを復元できます。

一方で、アカウント未設定のローカルプロファイルや、同期対象になっていないデータが残っている可能性もあります。

「プロファイル数確認 → アカウント確認 → 同期確認 → バックアップ → 新PCで復元確認」の順番で進め、すべての環境を確認してから旧PCを初期化しましょう。


参考情報

※Chrome・Microsoft Edgeのメニュー名、同期対象、機能はアップデートによって変更される場合があります。実際のPC移行時はGoogle・Microsoft公式サポートの最新情報もご確認ください。

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