スクリーンショットの個人情報を隠す方法|黒塗り・モザイクの確認ポイント

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問い合わせ画面や注文履歴、SNSのやり取りをスクリーンショットで共有するとき、氏名だけを隠して安心していませんか。

画面の端にあるメールアドレス、配送先、注文番号、アカウント名などから、本人や取引内容が分かってしまうことがあります。大切なのは「目立つ名前だけを消す」のではなく、画像全体を確認し、用途に応じた方法で隠すことです。

この記事では、スクリーンショットを共有する前に確認したい項目と、切り抜き・黒塗り・モザイクの使い分けを初心者向けに説明します。

先に結論
共有に不要な部分は切り抜き、残った機密性の高い情報は不透明な黒塗りで隠すのが基本です。モザイクは見た目をぼかす用途に向きますが、重要情報を確実に読めなくする目的では黒塗りを優先しましょう。加工後は別名で保存し、拡大して最終確認してください。

スクリーンショットで隠したい情報

個人情報保護委員会は、個人情報を「生存する個人に関する情報」で、氏名などによって特定の個人を識別できるものや、ほかの情報と容易に照合して個人を識別できるものなどと説明しています。氏名単体だけでなく、複数の情報の組み合わせにも注意が必要です。

共有前には、少なくとも次の項目を確認しましょう。

  • 氏名、ニックネーム、顔写真
  • 郵便番号、住所、建物名、部屋番号
  • 電話番号、メールアドレス
  • 生年月日、年齢
  • 会員ID、ユーザーID、顧客番号
  • 注文番号、問い合わせ番号、追跡番号
  • クレジットカードの下4桁や口座情報
  • QRコード、バーコード、招待コード
  • SNSのアカウント名、プロフィール画像、通知欄
  • 地図、最寄り駅、勤務先、学校名など生活圏が分かる情報
  • ブラウザのタブ、URL、ブックマーク、画面右下の通知

「単独では本人が分からない」と思える番号でも、相手が持つ情報と組み合わせると取引や個人を特定できる場合があります。迷った項目は、共有目的に必要かどうかで判断してください。

参考:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/

切り抜き・黒塗り・モザイクの違い

切り抜き(トリミング)

共有に不要な画面の端や余白を、画像そのものから取り除く方法です。ブラウザのタブ、通知、プロフィール欄などをまとめて除外できます。

ただし、必要な内容の近くに個人情報がある場合は、切り抜きだけでは対応できません。

黒塗り

文字や画像の上を、不透明な色で完全に覆う方法です。住所、電話番号、メールアドレス、QRコードなど、読まれてはいけない情報に向いています。

編集ソフト上で黒い図形を重ねただけの状態ではなく、共有用のPNGやJPEGとして書き出し、書き出した画像を開いて確認してください。元の画像は上書きせず、加工済みファイルを別名で保存すると安全です。

モザイク

画像の一部を粗くして見えにくくする方法です。顔や背景、商品番号などを自然な見た目でぼかしたい場合に使えます。

一方、文字列や小さなQRコードなどの重要情報は、加工の強さや画像サイズによって判別できる可能性があります。機密性の高い項目には黒塗りを優先し、モザイクは補助的に使うのが無難です。

方法向いている用途注意点
切り抜き画面端、通知欄、不要な余白必要部分まで消さないようにする
黒塗り氏名、住所、電話番号、ID、QRコード不透明に覆い、書き出し後に確認する
モザイク顔、背景、見た目を保ちたい部分重要な文字情報には単独で使わない

安全に共有する6つの手順

元画像を複製する

加工前の画像を残し、コピーした画像を編集します。誤って必要な情報まで消した場合でもやり直せます。

共有目的を決める

「何を相手に見せたいのか」を一文で決めます。目的と関係のない氏名、住所、別の注文履歴、通知などは切り抜きます。

画像全体を端から確認する

中央だけでなく、上部のタブ、右上のアカウント、下部のタスクバーや通知も確認します。複数枚ある場合は、1枚ずつチェック済みにして抜けを防ぎます。

重要情報を黒塗りする

住所や電話番号などは、文字より少し広い範囲を不透明に覆います。QRコードやバーコードは、コード全体が隠れるようにします。

共有用ファイルとして書き出す

加工済み画像をPNGまたはJPEGで別名保存します。編集途中のファイルや元画像を、そのまま添付しないようにします。

書き出した画像を再確認する

共有する予定のファイルを実際に開き、拡大して読み取れないか確認します。複数枚をまとめて送る場合は、添付した全ファイルを最後に見直してください。

Windows・iPhoneの標準機能でも加工できる

Windowsの「Snipping Tool」では、スクリーンショットの切り抜きや書き込みに加え、対応環境ではOCRを使ったテキスト操作ができます。Microsoftによると、メールアドレスや電話番号を素早く編集する機能があり、文字認識は端末内で処理されます。ただし、すべての種類の個人情報を自動で検出する機能ではないため、最終確認は必要です。

参考:Microsoft Support「Use Snipping Tool to capture screenshots」
https://support.microsoft.com/en-gb/windows/how-to-take-and-annotate-screenshots-on-windows-10-ca08e124-cc30-2579-3e55-6db63e36fbb9

iPhoneやiPadでは、写真アプリの「マークアップ」で図形や描画を追加できます。黒塗りに使う場合は、不透明な図形で対象全体を覆い、保存後の画像を開いて確認しましょう。

参考:Apple サポート「iPhone、iPad、iPod touchでマークアップを使う」
https://support.apple.com/ja-jp/119875

複数の画像や文章・CSVをまとめて確認したい場合

数枚なら手作業でも対応できますが、注文履歴や問い合わせ記録を何枚も共有すると、確認漏れが起きやすくなります。また、文章やCSVでは画像とは別に、氏名・電話番号・メールアドレスなどを探す必要があります。

Daily Picksの「共有前プライバシークリーナーPro」は、次のような作業を1つにまとめた個人向けツールです。

  • 複数画像の読み込み
  • 画像内文字のOCR検出
  • 検出したい情報の種類をチェックで切り替え
  • 黒塗りとモザイクの選択
  • 文章・CSVのチェック
  • 検出箇所を確認してから出力

自動検出には誤検出や検出漏れがあり得るため、最終判断を完全に任せるものではありません。手作業の見落としを減らす補助として使い、出力後のファイルを必ず確認してください。

共有前の確認作業をまとめたい方へ

共有前プライバシークリーナーPro

複数の画像・文章・CSVに含まれる個人情報候補を整理し、画像は黒塗りまたはモザイクで加工できます。買い切り型のデジタル商品です。

機能と動作環境を確認する

※自動検出には見落としや誤検出があります。保存後の画像を目視で最終確認してください。

よくある質問

氏名だけ隠せば大丈夫ですか?

氏名を隠しても、住所、メールアドレス、会員ID、顔写真、注文番号などから本人や取引内容が分かることがあります。画像全体を確認し、共有目的に不要な項目をまとめて隠しましょう。

黒塗りとモザイクはどちらが安全ですか?

住所や電話番号など、読まれてはいけない文字情報には不透明な黒塗りが適しています。モザイクは顔や背景を目立たなくする用途に向きます。どちらの場合も、書き出した画像を拡大して確認してください。

QRコードも隠す必要がありますか?

共有目的に不要なら、コード全体を隠してください。QRコードやバーコードには、リンクや識別情報が含まれる場合があります。コードの一部だけではなく、周囲を含めて覆うと確認しやすくなります。

自動検出だけで共有しても大丈夫ですか?

いいえ。OCRは文字の大きさ、色、背景、画像の鮮明さなどによって読み取りに失敗することがあります。自動検出は補助として使い、最後は人の目で全体を確認してください。

まとめ通販トラブルの相談前に記録を整理したい方へ

スクリーンショットを共有するときは、次の順番で確認すると漏れを減らせます。

  1. 元画像を複製する
  2. 共有目的に不要な部分を切り抜く
  3. 氏名だけでなく住所・連絡先・ID・QRコードまで確認する
  4. 重要情報は不透明な黒塗りで隠す
  5. 加工済み画像を別名で書き出す
  6. 実際に共有する全ファイルを拡大して最終確認する

自動検出やモザイクは便利ですが、最後の確認を省くためのものではありません。共有する相手と目的に必要な情報だけを残すことが、最も大切です。

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